狩野 憲信(かのう のりのぶ)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!
1.狩野 憲信の作品を売りたいお客様へ
狩野憲信は江戸中期に活動した、中橋狩野家(宗家)10代目の絵師です。父・中橋狩野家9代目狩野主信の跡を嗣いで幕府の御用絵師となりました。享保4(1719)年、朝鮮への贈呈屏風を描いたとされており、作品によっては高値の査定結果も期待できるでしょう。
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2.狩野 憲信についての解説
狩野憲信(1692年~1731年)は中橋狩野家の絵師です。中橋家は狩野派の宗家で代々奥絵師を拝命した家柄でしたが、当主は比較的短命が続き、憲信も40歳で亡くなっています。11代を継いだ弟の狩野英信は47歳で没しました。
3.狩野 憲信の歴史
狩野憲信は元禄5(1692)年、中橋狩野家9代目狩野主信の長男として生まれました。初名は季信、通称は四郎次郎、号は永信、永真、年信、祐盛などがあります。享保16(1731)年没、40歳でした。中橋家は、ほかに鍛冶橋家、木挽町家、浜町家とあわせて江戸狩野四家と呼ばれ、これら四家は奥絵師として代々幕府の御用絵師を拝命し、その地位を保証された名門でした。
4.狩野 憲信の代表作
- 玄海奇勝
5.狩野 憲信の作品の買取査定ポイント
狩野憲信の真作と保証する由来や書付などがあれば査定額が上がるでしょう。ほかにもサイズや仕立て、保存状態によっても評価は変わってきます。かなり古いお品となりますので、専門家による鑑定をお勧めします。
代表的な査定ポイント- 狩野憲信の署名・落款があるか
- 由来があるか
- どうのような仕立てか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 画題はなにか
- 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
- 本紙や裂などに不自然さがないか
6.狩野 憲信の作品の取引相場価格
狩野憲信の作品はネットオークションで60,000円で落札された結果がございました。作品は絹本着色の三幅対の掛軸で、画題は『紅梅・白梅・林和靖図』、サイズは掛軸全体が各188cm×51,5cm、本紙が98cm×38cm、象牙軸で、状態は「作品に時代感、シミ、汚れ、折れ、巻きじわ、表装に時代感、多少のシミ、汚れ、折れ、巻きじわがあります」と説明されていました。
7.狩野 憲信の作品の買取についてのまとめ
狩野憲信が率いた中橋家は狩野探幽の弟・狩野永真安信に始まる江戸狩野の宗家とされる家格の高い家柄でした。狩野憲信の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定にだしてみることをお勧めいたします。
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