狩野 養信(かのう おさのぶ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.狩野 養信の作品を売りたいお客様へ

安土桃山時代から出てきた狩野派は近世まで長い歴史を有しています。今回紹介する狩野養信は、江戸時代後期に活躍した絵師にです。木挽町家狩野派9代目にも君臨して、現在でもその絵画が高値で取引されることも多いです。

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2.狩野 養信についての解説

狩野養信は天保期に行われた江戸城再建時に活躍した画家といわれています。この工事の中で、障壁画制作の中心的な役割を担いました。ちなみに「篤姫」というNHK大河ドラマの中で、江戸城障屏画が登場しますが、これは彼の記録や作品を参考にして作られたといわれています。狩野派最後の絵師とされ、画派の歴史の中でも重要な人物でもあります。

3.狩野 養信の歴史

狩野養信は伊川院栄信の長男として生まれ、15歳には江戸城に出仕しました。出資する前日から亡くなる前日までの日記を表しているのですが、こちらも億絵師の仕事について詳しく描かれているので歴史的に貴重な文献といわれています。1838~1839年には江戸城西の丸御殿、1844~1846年には本丸御殿の障壁画再建の総指揮をとりました。彼は模写に力を入れていた絵師で、原本からていねいに写し取っています。詞書の書風や虫食い、絵の具の剥落までも詳細に描いていて、写実的な作品が多いです。

4.狩野 養信の代表作

  • 『群鹿群鶴図屏風』(1820年)
  • 『源氏物語図屏風』(1826年)
  • 『四季花鳥図屏風』(1827年)
  • 『松平定信像』(1834年)
  • 『刑和璞百鶴百猿図』

5.狩野 養信の作品の買取査定ポイント

狩野養信の絵画の査定ポイントとして、作品は重視されます。古ければ高値になるといった単純な話ではなく、いつの時代に描かれたのか、彼にとってどのような位置を占めるのかなどをベースに判断されます。その他には絵画の状態はまず無視できません。劣化が進んでいると、どうしても買取価格は安くなります。もし箱や額縁などの付属品が残っていれば、これも一緒に査定に出すと買取価格がアップします。

代表的な査定ポイント
  • 時代背景
  • 絵画の状態
  • 付属品の有無

6.狩野 養信の作品の取引相場価格

狩野養信の買取相場を見てみると、本物であればそれこそ数十万円の値の付く可能性は大いにあります。過去の事例を見ると、二幅対の掛け軸で200×70cmのなかなかの大きさの作品が売りに出されたことがありました。水墨画の作品ですが500.000円の値がついています。模写であっても彼の場合、それなりの価格の付くかもしれません。四福人山水図という作品の模写でも60.000円の値が過去ついたことがありました。もしこれが本物であれば、価値はさらに跳ね上がるでしょう。

7.狩野 養信の作品の買取についてのまとめ

長年の歴史を誇る狩野派の中でも最後の絵師といわれている狩野養信の作品は、今なお高値で取引されています。たとえ模写でも数万円の値が付きます。もし自宅で不要になって眠っている作品があれば、一度買取業者に査定に出してみるのはいかがですか?