狩野 養信(かのう おさのぶ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.狩野養信(かのう おさのぶ)の作品を売りたいお客様へ

狩野養信は江戸後期の画家で探幽亡き後、狩野派を支え続けた画家です。本人オリジナルの絵画はもちろん、高度な技術で先代による多くの著名な作品を模写したことでも有名です。模写作品も人気、珍しい作家です。

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2.狩野養信(かのう おさのぶ)の作品についての解説

狩野養信の模写にかける情熱は尋常ではなく、原本から写したものは非常に丁寧で、ほとんど省略がなく、絵具の剥落や虫損までも忠実に再現していました。絵巻物が得意でその数は東京国立博物館にあるだけでも150巻に及びます。源氏物語絵巻など誰もが知る作品も養信によって模写されており、そういったものが現代で非常に人気を博しています。

3.狩野養信(かのう おさのぶ)の歴史

1796年江戸に生まれた画家の狩野養信は、1813年まで「たけのぶ」という名前で活動していました。1813年に時の将軍徳川家康に長男竹千代が誕生し、「たけ」の名前を使うのは失礼と考え、読みを養信と読み改めました。15歳から父の手伝いで江戸城に出仕し、亡くなる前日まで江戸の絵師の内情を書き続けた「公用日記」はこの時代の背景を知る上で重要な資料とされています。1833年からは江戸城の本丸御殿の障壁画再建という一大プロジェクトの総指揮を勤めました。

4.狩野養信(かのう おさのぶ)の代表作

「群鹿群鶴図屏風」1820年 板橋区立美術館 「源氏物語図屏風」(若菜・紅葉賀)1826年 法然寺 「四季耕作図屏風」19世紀 サントリー美術館

5. 狩野養信(かのう おさのぶ)の作品の買取査定ポイント

  • 本人直筆のサインが入っていると高額査定の可能性あり
    (雅号「晴川法眼筆」などと書かれていることもある「養信」という落款があることも)
  • 巻物の場合は軸が象牙などの希少素材だと高額査定
  • 模写であっても人気のある作品であれば査定額アップの可能性あり

6.狩野養信(かのう おさのぶ)の作品の取引相場価格

肉筆の掛け軸で状態がよく美品、絵のバランスも良いものの場合、共箱付きで5万円前後の査定額になります。

7.狩野養信(かのう おさのぶ)の作品の買取についてのまとめ

江戸後期を代表する日本画家、狩野養信は徳川家の絵師として仕事を行う傍、変わりゆく時代の流れの中で狩野派の技法を最後まで守ろうとした人物でもありました。その情熱が模写へ注がれ、大和絵の技法の再認識が行われたという歴史的な偉業を行った画家でもあります。狩野養信作品は模写が多く作風は多岐にわたるので落款などを確認されて一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。