狩野 松栄(かのう しょうえい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.狩野 松栄の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
狩野松栄(1519年~1592年)は安土桃山時代に活躍した狩野派の絵師です。父・狩野元信の様式を忠実に受け継ぎ、狩野派の伝統的な祖法を定着させました。優しさを感じさせる柔らかい筆致が特徴とされています。子に狩野永徳、門人に根岸御行松家初代の狩野内膳、築地小田原町家と芝金杉片町家の祖となる狩野宗心などがいました。
このページの目次
2.掛け軸作家「狩野 松栄」についての概要
狩野派は室町幕府の御用絵師となった狩野正信を始祖とした画派です。松栄は祖父・正信、父・元信に次いで狩野宗家を継ぎ、子・永徳がその飛躍を遂げるための礎を築きました。以後幕末に至るまで、狩野派は日本最大の職業画家集団として画壇に君臨することとなります。父・元信の装飾的な作風をさらに平明化させ、柔軟で温雅さがある作品を残しました。1566年に永徳と共に描いた大徳寺塔頭聚光院の障壁画などが有名です。
3.掛け軸作家「狩野 松栄」の生い立ちや歴史
狩野松栄は永正16(1519)年、狩野元信の三男として生まれました。子は長男・狩野永徳のほか、次男に狩野宗秀、三男に神田松永町狩野家を興す狩野宗也、四男には下谷御徒町狩野家の祖・狩野長信がいます。名は直信、通称は源七、剃髪後に松栄と号しました。1553年に父・元信とともに石山本願寺の障壁画制作に参加、また1563年には今日三大涅槃図に挙げられる大徳寺の『大涅槃図』(重文)を描き、1566年には永徳とともに大徳寺聚光院の障壁画(国宝)を手がけています。
4.狩野 松栄の掛け軸作品の代表作一覧
- 大涅槃像(1563年)
- 瀟湘八景図(1566年)
- 羅城門鬼之図(1569年)
- 益田元祥像(1582年~1592年)
- 虎豹猿図
- 四季花鳥図屛風
5.狩野 松栄の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
狩野松栄の作品の査定にあたって重要なポイントはその真贋にあります。真作を保証する鑑定書や書付、名家の旧蔵であった由来などがあると査定額は高くなります。また作品の状態やサイズ、画題なども総合評価に大きく関わってきます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作を保証するものがあるか(極や鑑定書など)
- 狩野松栄の署名・落款があるか
- 保存状態
- どのような仕立てか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞など)
6.狩野 松栄の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
狩野松栄の作品はネットオークションで246,000円で落札された実績があります。紙本着色の三幅対で、画題は『松鶴・三福神図・竹鶴』、狩野岑信の鑑定書付で、サイズは掛軸全体が各191cm×55.8cm、本紙は103cm×42.5cm、状態は「多大な時代経過の中で擦れや折シワ、補修も当然見られますが、致命的な傷みもなく総じて見事に良好な状態です」と説明されていました。
7.狩野 松栄の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
狩野松栄は父・元信と子・永徳の盛名に挟まれ比較的目立たない存在とされてきましたが、近年その室町的要素の抒情性を示した優しい画風と筆技の確かさが見直され、再認識の向きが高まっています。もし狩野松栄の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めいたします。
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