狩野 探淵(かのう たんえん)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.狩野 探淵の作品を売りたいお客様へ

狩野探淵は、江戸時代後期に活躍した画家です。掛け軸作品も多く遺しており、とりわけ優美な作品が多いのが特徴です。丁寧な筆使いに定評があり、それこそが狩野探淵の作品の魅力です。

このページの目次

2.狩野 探淵についての解説

狩野探淵(1805年~1853年)は、家業を継いで鍛冶橋(かじばし)狩野家8代目として幕府に出仕しました。命を受け、江戸城本丸・西の丸の障壁画の制作などに参加した記録が残っています。

3.狩野 探淵の歴史

狩野探淵は、初名は探文、のち守真と名乗りました。父は、江戸幕府御用絵師の鍛冶橋狩野家の7代目の狩野探信(守道)です。1836年、長男として父の跡をうけて同家を継ぎました。幕府の寵遇を受けて近侍となり、のち法眼に叙せられました。病にて49歳没。

4.狩野 探淵の代表作

  • 龍虎図

5.狩野 探淵の作品の買取査定ポイント

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。狩野探淵の作品も例外ではありません。まちがいなく狩野探淵の作品であることが証明できると高い買取が期待できます。さらに、傷やしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • シミ汚れ、欠けなどがなく保存状態は良好か
  • 素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っていれば査定額は上乗せできます)
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名・落款(らっかん)があるか
  • 大きさ(高さ、横幅をご確認ください)

6.狩野 探淵の作品の取引相場価格

国内のネットオークションで、狩野探淵の『松竹梅鶴図』は約120,000円で取引されました。この掛け軸は本紙寸幅約123cm×55.7cm 、絹本着色、双幅、時代箱、替え紐付きという条件で出品されたものでした。画中に「探淵斎法眼守真筆」という落款があり、法眼に叙せられた1844年以降の最晩年作として貴重な作品です。経年感はあるものの大きな傷みは見受けられず、状態も良好であることから高額査定となりました。

7.狩野 探淵の作品の買取についてのまとめ

狩野探淵の作品は丁寧で繊細な描写表現が特徴で、鑑賞者の目を惹きつけます。江戸城本丸・西の丸の障壁画の制作にも携わった狩野探淵の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めします。