狩野 友信(かのう とものぶ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.狩野 友信の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
狩野友信は狩野常信の次男・岑信を祖とする浜町狩野派9代目の日本画家です。幕末の最後の奥絵師として、また開明的な姿勢で明治期の新しい日本美術を模索した先駆者として高い画名を残しています。
このページの目次
2.掛け軸作家「狩野 友信」についての概要
狩野友信は幕末から明治時代にかけて活躍した日本画家です。幕末には徳川家茂の奥絵師として御用画を多く手がけ、明治の時代にはフェノロサに狩野派の画法や古画鑑定法を講じるだけでなく、狩野永悳や狩野芳崖を紹介するなど、フェノロサの日本美術研究の良き協力者となりました。芳崖、橋本雅邦らとともに東京美術学校設立を目指し、開校後は教鞭をとって運営に尽力しました。
3.掛け軸作家「狩野 友信」の生い立ちや歴史
狩野友信は1843年、江戸築地に浜町狩野家8代狩野董川中信の長男として生まれました。幼くして木挽町家の狩野勝川院雅信に師事し、芳崖や雅邦らとは同門に学びました。16歳にして将軍家茂の奥絵師となり、英米両国へ贈る掛物絵や和宮降嫁に伴う待受調度品など、数々の絵画御用を拝命。また、こうした公務の傍ら川上冬崖やワーグマンから油画と水彩画を学び、西洋の画法も身に付けました。フェノロサ来日後はその日本美術研究に大きく貢献し、「観画会」にも参加、鑑定委員も務めています。芳崖、岡倉天心らとともに東京美術学校設立運動に挺身し、同校開校後は助教授として奉職しました。
4.狩野 友信の掛け軸作品の代表作一覧
- 松下人物(1885年)
- 羅漢(1885年)
- 鷲図(1886年)
- 平治合戦図(1893年)
- 花鳥図・生花図
5.狩野 友信の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
査定において最も重要な点は、作品の真偽性です。署名や落款のほか、箱書や書付など、真作であることが証明できるものがあると査定額はupします。また、サイズや画題、作品の状態や由来など、様々な要素が加わって評価されます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 仕立てはどのようなものか
- 狩野元信の署名・落款があるか(別号に春川、一青斎があります)
- 希少な作品であるか(西洋画法を取り入れた友信の画は、確認が少ないとされています)
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 箱書や極書、鑑定書などがあるか
- 傷み具合はどうか
6.狩野 友信の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
狩野友信の作品はネットオークションで、真偽不確かな唐美人画が157,010円の値で落札された実績があります。サイズは掛軸全体が205cm×55cm、本紙は絹本で114cm×40cm、状態は「シミ有り」と記されていました。
7.狩野 友信の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
最後の奥絵師・狩野友信は狩野派の伝統を守りつつ、進取の気風をもった画家でした。友信の作品は蒐集家や研究者からの注目度も高く、高価買取が十分期待できると思われます。もし狩野友信の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
その他の掛け軸について
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