狩野 元信(かのう もとのぶ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.狩野 元信の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
狩野元信は、室町時代から明治維新まで400年続いた狩野派の2代目の画人です。その作品は、細密にして、清く秀でており山水、人物、花鳥全てにおいて際立っています。父の跡を継ぎ、幕府の絵師になっただけでなく、その才覚と行動力により武家や寺院から町衆まで、幅広い層から支持を受けて活躍しつづけました。漢画の水墨画法を基本としながら、大和絵系の土佐派の様式を取り入れることで、書院造建築の装飾に適した日本的な障壁画風を確立した点に大きな特徴があります。
このページの目次
2.掛け軸作家「狩野 元信」についての概要
狩野元信は、漢画と大和絵を融合することによって新しい画風様式を作り上げ、400年も続く狩野派の礎を築きました。一門を組織化し、武家から庶民まで幅広い需要にこたえることに成功します。狩野派の名を世に知らしめた最も重要な狩野一派の一人とされ、神格化までされました。中国絵画の様式や大和絵の技法も自身の作品に取り入れることで、長く続く狩野派の後世の規範となる厳格な様式を築き、現在では重要文化財として多くの作品が残されています。
3.掛け軸作家「狩野 元信」の生い立ちや歴史
1475年に狩野正信の子としてこの世に生を受けます。制作年が明らかな最初の作品は1507年の細川澄元の出陣影の制作でした。1513年に大徳寺大仙院客殿の障壁画の制作を、相阿弥と合作し一門を率いて担当しました。1539年から約15年間の間、石山本願寺の障壁画制作に携わりました。その傍ら1543年に内裏の小御所、46年に記録所の障子絵を描くなど宮廷に出入りしていました。その作品や宮廷から庶民まで幅広い層に支持され活躍した画人でした。享年84歳。
4.狩野 元信の掛け軸作品の代表作一覧
- 細川澄元像
- 四季花鳥図
- 白衣観音図
5.狩野 元信の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
一番のポイントは狩野元信の本人の作品であるかどうかです。人気のある画人であるために贋作も多く制作されています。落款印や署名などによって本人の作品であることを証明できれば、さらに高値で取引することが可能です。作品自体の保存状態や箱つきなどかも査定のポイントになってきます。自らの所有している作品をチェックする際には以下のポイントを目安にしてください。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 狩野元信本人が描いた本物の作品であるか
- 箱付きであるかどうか
- 作品の状態が良好であるか
- 真作であることを証明するものがあるかどうか
6.狩野 元信の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
狩野派の礎を築いたと言われる狩野元信の作品は現在でも人気が高いです。ネットオークションの実例では『紙本淡彩 竹林七賢人之図』という作品で200,000円の落札価格が付けられています。寸法は全幅は縦113cm×横48cmで、作品は縦25cm×横38.5cmです。古いものなので多少の傷みはありますが、基本的には保存状態は良好です。旧蔵二重箱付きでもあります。保存状態が良好で真作であることを証明するものがあれば、さらに高値で取引することが可能です。
7.狩野 元信の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
室町時代から明治維新まで400年という長きに渡って、日本の絵画を代表し続けた狩野派。その礎を築いたとされる狩野元信は、今もなお高く評価される人物です。作品によっては数十万円の高値で取引されており、真作で良好な状態のものであれば、より高額な査定結果が見込めます。お手元に狩野元信の作品をお持ちの方は一度査定額をお調べすることをおすすめします。
その他の掛け軸について
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