韓 天寿(かん てんじゅ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.韓 天寿の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

韓天寿は江戸時代を代表する書画家の1人です。書風は唐様、画は文人画風の山水図や漢画を画き、篆刻にも優れていました。代表作は『古帖集覧』や『古篆彙』など。他の画家の書いた絵に賛などの詩を寄せたものも多く残しました。

このページの目次

2.掛け軸作家「韓 天寿」についての概要

韓天寿(1727年〜1795年)は京都府出身、本姓は青木氏。名の天寿は、本来「たかかず」と読みます。字は大年、号は酔晋斎、三岳道者などです。書は松下烏石を師に仰ぎ、文徴明の書法を学びましたが、その後古書法に没頭。江戸時代の書画の発展に貢献します。文人画風の山水図の画や篆刻にも優れていたといいます。

3.掛け軸作家「韓 天寿」の生い立ちや歴史

韓天寿はもともと京都にある青木家の生まれでしたが、伊勢の両替商中川家の養子となり、33歳でその家業「田丸屋」を継ぎます。40歳頃から書の研究に専念するようになり、中国からの墨帖をを集めてはその覆刻に尽力。岡寺版いう墨帖を刊行し、江戸時代の新しい墨帖出版の技術を開発しました。晩年は法帖や墨籍の収集するあまり、生活が困窮したとさえ言います。1795年に死去しました。

4.韓 天寿の掛け軸作品の代表作一覧

  • 古帖集覧
  • 古篆彙

5.韓 天寿の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

江戸時代において新しい書画の技法を開発した書画家、韓天寿。日本の江戸期を代表する書画家であることから、人気のみならず歴史的価値もあり、真作であることが証明できれば高値となる可能性もあります。共作の場合、誰との共作であるかということも査定時のポイントとなります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 作者の署名があるかどうか
  • 付属品が全て揃っているか(伝世箱・共布・栞などが揃っていれば査定額が上乗せになります)
  • 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良いです)
  • 素材の質、種類
  • シミ汚れ、欠けなどがなく保存状態は良好か

6.韓 天寿の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

真作と謳われる韓天寿の故詩二行が、日本国内のネットオークションで1万円にて落札されました。こちらは本紙が113.5cm×27.5cm、表具が185.5cm×40cm、小笹喜三の箱書つきで、薄いやけや折れ、しみなどがあるものの、状態は概ね良好とされる条件での出品でした。韓天寿の作品は模写とされるものでも2万円以上の値段がつけられることもあり、作品の状態によってはより高値での査定となる可能性があります。

7.韓 天寿の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

江戸時代を代表する書画家、韓天寿。財産が無くなるほど書画に没頭した韓天寿の書画への貢献度は極めて著しく、彼の名前無しに江戸の書画は語れません。市場価値も高く、作品の状態如何によっては高値も期待できますので、韓天寿の作品をお持ちの際は、一度査定に出されてみることをお勧めします。

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