柏木 如亭(かしわぎ じょてい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.柏木 如亭の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
柏木如亭は江戸時代の漢詩人です。生家は幕府小普請方の大工の棟梁でしたが、新進詩人として知られるようになると、家督を一族のものに譲り専業詩人として生きる道を選びました。柏木如亭は遍歴の詩人として知られ、信州、越後、伊勢、京都、備中、讃岐などの旅に明け暮れました。
このページの目次
2.掛け軸作家「柏木 如亭」についての概要
柏木如亭(1763年〜1819年)は江戸に生まれ、はじめ名は謙、字は益夫、通称は門作、のちに名は昶、字は永日と改めました。号ははじめ舒亭、のちに如亭と名乗りました。市河寛斎の江湖詩社に参加し、1793年に最初の詩集『木工集』を刊行しました。これにより高い評価を受け、性霊派の新進詩人として広く名を知られるようになりました。
3.掛け軸作家「柏木 如亭」の生い立ちや歴史
柏木如亭は各地を転々とする遊歴の詩人でした。まず信濃国中野に居を定め「晩晴堂」と名づけ、晩晴吟社を開いて近隣の人びとと詩作に励みました。1801年に江戸に戻るものの江戸の詩風が性に合わず、その後西に向かい京都、備中庭瀬(岡山市)に滞在しました。京都では頼山陽や浦上春琴、小石元瑞らとの交友があり、また豊後竹田の田能村竹田とも交わったとされています。
4.柏木 如亭の掛け軸作品の代表作一覧
- 木工集
- 訳注聯珠詩格
5.柏木 如亭の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
柏木如亭が紡ぐ言葉からは、異郷にあって故郷を思い、故郷にあって異郷を思う、悲哀に満ちた感情が浮き彫りになっています。柏木如亭の作品と称した贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかが大きなポイントとなっています。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
- 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
- 素材の質、種類
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
6.柏木 如亭の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
国内のネットオークションで、柏木如亭の和本『晩晴堂刪定譯註聯珠詩格』が2万6千円で落札されました。この作品は糸切れ、題箋失で保存状態は良好とは言えませんでしたが、柏木如亭の詩人としての評価が高いことから高値で取引されました。
7.柏木 如亭の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
柏木如亭は各地を巡歴中、年少の梁川星巌と交流をし、みずからの死後には遺稿の出版も頼みました。柏木如亭の没後、梁川星巌は約束を果たし『如亭山人遺稿』と『詩本草』を刊行し、如亭の業績を後世に伝えるために尽力しました。市場に出回る柏木如亭の作品には贋作が紛れているので、鑑定書や証明書などがあれば高額査定になる可能性があるでしょう。
その他の掛け軸について
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