勝川 春英(かつかわ しゅんえい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.勝川 春英の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

勝川春英は江戸時代の浮世絵師です。勝川春章の門人で、勝川派の一人です。宝暦12年(1762年)に生まれ、安永7年(1778年)に17歳で初作を描いて以来、文政2年(1819年)に没するまで、大首絵の役者絵に始まり、相撲絵、武者絵、を主に、肉筆の美人画も残しています。ここでは、勝川春英の魅力に迫ってみましょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「勝川 春英」についての概要

勝川春英は、江戸中期から後期にかけて活躍しました。俗称は磯田久次郎、江戸新和泉町に住んでいたとされています。別号を九徳斎としていました。天明期(1781年~1789年)に春章、勝川春好と細判の役者似顔絵を多く描いています。寛政2年(1790年)より、春好の創始した役者大首絵の形式を継ぎ、写楽、歌川豊国らほかの有名絵師らと共に役者絵の全盛時代を作り上げたことが大きな業績として上げられるでしょう。

3.掛け軸作家「勝川 春英」の生い立ちや歴史

勝川春英が作品を書いていた時期は1781年~1818年頃までとされています。役者絵を得意としていましたが、狂画や武者絵、相撲絵、版本の挿絵や肉筆画も描きました。中でも役者絵は、役柄の表情を生き生きと描き出す軽妙洒脱な画風と優れた色彩感覚で傑作が多く、寛政年間(1789年~1801年)の前半に発表した大首絵は写楽や歌川豊国らにに強い影響を与えています。また、肉筆美人画も手がけました。春英の描く美人の特徴は、切れ長の眼、あごのラインのふくらみ、愛嬌ある容貌を具えている点が特色です。

4.勝川 春英の掛け軸作品の代表作一覧

  • 大坂土産大和錦
  • 怪談百鬼図会
  • 中山小十郎の源為朝
  • 四世岩井半四郎の七変化(大判)
  • 異魔話武可誌
  • 三世市川高麗蔵の斧定九郎(大判)
  • おし絵形(大判錦絵揃物)
  • 二代大中黒
  • 湯上がり美人と猫図
  • 八朔の花魁図
  • 三世瀬川菊之丞の相生獅子図

5.勝川 春英の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

勝川春英の作品は木版画が多く、真贋はもとより、230年ほど前のものになりますから保存状態が良いかどうかが査定のポイントになります。かといって、傷やシミや汚れを自分で修復しようとしてはいけません。かえって価値を落とすことになります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 版画か肉筆か
  • 版画の場合、初刷りか後刷りか
  • 大きさはどれくらいか
  • 連続した絵の場合全部そろっているか
  • 共箱と箱書きが欠損していないか
  • 軸の材質
  • カビ、褪色、磨れや汚れ、破れ、シミの有無
  • 落款が押されているか
  • 加筆痕や修復痕があるか

6.勝川 春英の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

勝川春英の作品がインターネットオークションに出てくるのは木版画が主です。平均すると1万円強の価格で落札されているようです。相撲絵の版画などがよく出されていて、書画ファンのみならず、相撲ファンのコレクターにも需要があるようです。このところで最も高値だったのは、サイズ(約):額 54cm×48.5cm×3.5cmに額装してある版画で約36cm×23.5cmの『巴御前』の武者絵です。なかなか状態の良い一枚で、開始1,000円から、14件の入札ののち44,500円での落札となっていました。

7.勝川 春英の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

勝川春英は、役者絵の世界では写楽に影響を与えた歴史的に価値の高い作家の作品になります。お手元の掛軸を今一度ご覧になって、もしやとお思いなら、プロの鑑定士に鑑定を依頼しましょう。ネットオークションなどでは真贋入り乱れて、真実がはっきりしないまま落札されていく恐れもあります。高く売るならプロに任せましょう。

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