勝川 春章(かつかわ しゅんしょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.勝川 春章の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
勝川春章は江戸中期に活躍した代表的な浮世絵師です。春章は多くの門人を育てましたが、実は、教科書にも載って誰でも知っているあの歴史的人物の師匠だったこともあまり知られていません。ここでは、勝川春章がたどってきた歴史を紐解きその作品についての魅力に迫ってみましょう。
このページの目次
2.掛け軸作家「勝川 春章」についての概要
勝川春章はその出身地や生年や没年についてなどについては諸説あり、あまり詳しいことはわかっていませんが、江戸で活動していたことは確かです。役者絵が有名で、似顔絵風の役者絵を初めて描いてこの世界の先鞭をつけました。肉筆の美人画でもその精密さと優雅さで今日においても高い評価を得ています。明和年間から没年までに書かれた作品が残っており、この間勝川派と言われる数多くの絵師一門を育て上げ、役者絵を中心に多くの名作を描き人気を博しました。
3.掛け軸作家「勝川 春章」の生い立ちや歴史
春章は宮川春水や高嵩谷に絵を学び英一蝶風の絵画をよく書きましたが、のちに男性美を特色とした、今でいうブロマイドのような、役者の似顔絵を描くようになり大衆の人気を得ました。人気役者の似顔絵を扇形の線の中に描き、扇に仕立てることができるようにした『絵本舞台扇』や『東扇』などは、人物の胸から上をアップで描く「大首絵」の先駆的な作品とされています。春章には勝川春好、勝川春英をはじめとする多くの弟子がいましたが、勝川春朗という弟子はのちの葛飾北斎です。天明の後期になると春章は勝川派代表の座を弟子の春好と春英に譲って、自分は肉筆の美人画に取り組み始めます。春章の描く細密な美人画は大変に称賛されており、大名からの注文もありました。没年までに数多くの肉筆美人画を残しています。
4.勝川 春章の掛け軸作品の代表作一覧
- 絵本舞台扇(1770年)
- 風流錦絵伊勢物語(1773年)
- 錦百人一首あつま織(1775年)
- 婦女風俗十二ヶ月図
- 青楼美人合姿鏡(1776年)
- かゐこやしなひ草(1772年)
- 東扇初代中村仲蔵の斧定九郎(1781年)
- 雪月花図
- 習字図
5.勝川 春章の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
勝川春章の作品は、非常に歴史的価値の高いものの一つであり真作が発見されれば高値が期待できます。300年たらず前の作品になりますから、保存状態もポイントになります。シリーズものの作品の一部などで、これまで所在不明だったものが発見されればさらに価値が上がるでしょう。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 版画か肉筆か
- 版画の場合、初刷りか後刷りか
- 大きさはどれくらいか
- 連続した絵の場合全部そろっているか
- 共箱と箱書きが欠損していないか
- 軸の材質
- カビ、褪色、磨れや汚れ、破れ、シミの有無
- 落款が押されているか
- 加筆痕や修復痕があるか
6.勝川 春章の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
勝川春章の作品のオークション状況ですが、複製品などはよく出ていて数千円から2万円ほどで落札されています。真作を名乗る艶本『色道三津之伝』下巻1冊が59,388円で落札された事例がありました。掛軸となると肉筆の美人画になる可能性が大きいですが、めったに出品されることはなく、真作ですと相当の値が付くことが予想されます。いずれにしてもヤフオクなどのネットオークションでは真作であったにせよ開始価格を高く設定すると,ネットの特性上信用が得られないということもあり、入札がすすまない場合も考えられます。
7.勝川 春章の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
歴史的に価値の高い作家の作品になります。お手元の掛軸を今一度ご覧になって、もしやとお思いなら、プロの鑑定士に鑑定を依頼しましょう。ネットオークションなどでは真贋入り乱れて、真実がはっきりしないまま落札されていく恐れもあります。高く売るならプロに任せましょう。
その他の掛け軸について
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