葛飾 応為(かつしか おうい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.葛飾 応為の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

葛飾応為は、江戸後期に名声を博した葛飾北斎の三女にあたり、父親と同じく浮世絵師になりました。応為の号は北斎が娘を「おーい、おーい」と呼んだことから名付けられたとされていますが、諸説あります。美人画に関しては北斎も認める腕前であり、晩年の北斎作品の制作助手も務めていました。

このページの目次

2.葛飾 応為の掛け軸作品についての概要

葛飾応為の初作は、作品年が1810年(文化7年)頃と推定される『狂歌国尽』の挿絵を描いています。応為と同じく北斎の娘とされる画人の葛飾辰女の作品は、手や髪の描き方が応為作品と酷似している為、応為が若い時に使用した画号ではないかと言われています。応為は父親譲りの画才に恵まれ、とくに美人画を得意としていました。応為は春画・枕絵の作者としても活動しており、北斎の春画では、彩色を担当したとされています。

3.葛飾 応為の掛け軸作品の歴史や情報

葛飾応為は、江戸時代後期の巨匠だった葛飾北斎の三女として生まれ、三代目堤等琳の門人だった南沢等明に嫁ぎます。針仕事などの家事をせず、父譲りの画才に恵まれ、等明の描いた作品の拙さを指摘したため、それが原因で離縁されてしまいます。出戻った応為は、晩年の北斎をともに暮らしながら作画を続け、北斎の助手も務めていました。晩年は仏門に入り、1855〜1856年(安政2年から3年頃)に金沢で没した言われていますが、諸説あるため正確な生没年は不明となっています。

4.葛飾 応為の掛け軸作品の代表作一覧

  • 月下砧打美人図
  • 吉原格子先図(1818年〜1844年頃)
  • 百合図
  • 三曲合奏図
  • 関羽割臂図

5.葛飾 応為の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。葛飾応為の作品も例外ではありません。葛飾応為の作品であると証明できることや、傷やしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 葛飾応為本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)

6.葛飾 応為の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

取引相場価格は、サインや落款が確認できるか、また保存状態は良好か、付属品があるかによって大きく査定価格が変動します。葛飾応為の作品は現存が確認できているもので、10点前後で、そのほとんどが美術館や博物館に所蔵されています。ネットオークションでの取引数が非常に少ないため、真作であれば歴史的価値が認められ、高値が付く可能性があります。もし葛飾応為の作品をお持ちでしたら、真贋不確かな作品でも是非お問い合わせください。

7.葛飾 応為の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

葛飾応為は葛飾北斎の三女で、画才に富み、とくに美人画は北斎に匹敵する実力を持った絵師でした。現存している作品は美術館や博物館に所蔵されており、真作は非常に貴重な作品となります。葛飾応為の作品を所有している方は、真贋確認も兼ねて是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。