葛 子琴(かつ しきん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.葛 子琴の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

葛子琴は江戸中期に活躍した漢詩人、篆刻家です。医業と篆刻を生業とする傍ら、詩作に興じる詩人でもありました。その詩風は天部の才と称され、詩文結社「混沌詩社」では頼春水や菅茶山らと交流しています。頼春水の『在津紀事』や菅茶山の『茶山先生行状』の中に葛子琴の詩風が評されており、評価の高い詩人です。

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2.葛 子琴の掛け軸作品についての概要

葛子琴の詩才は、頼春水や菅茶山も認める天賦のもので、詩作が滞ることはなかったと言われています。後に流行する宋詩の先駆けとも評される詩風は、当時から絶賛されていました。雅楽で使われる笙や篳篥もたしなみ、篆刻でも才能を発揮し、大典顕常にその技術を讃えられているほどです。

3.葛 子琴の掛け軸作品の歴史や情報

葛子琴は1739年(元文4年)に代々医師の家系に生まれました。幼少の頃に両親は疫病で亡くなった為、父の門弟であった碓井逸翁の元で育てられます。菅甘谷に師事し、古文辞学を習い、詩文は菅甘谷の門人であった兄楽郊に学びます。20歳ぐらいの時に医業を学び、高芙蓉に師事して篆刻の習得に勤しみました。1764年(明和元年)、詩文結社「混沌詩社」の創立メンバーとなり多くの文人と交流しました。子琴の詩は天賦の才と称賛されており、文人菅茶山からは『茶山先生行状』で絶賛されているほどです。

4.葛 子琴の掛け軸作品の代表作一覧

  • 御風楼印譜
  • 螙庵先生印譜
  • 葛子琴印譜
  • 葛子琴詩抄

5.葛 子琴の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。葛子琴の作品も例外ではありません。葛子琴の作品であると証明できることや、傷やしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 真作かどうか、サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか
  • 保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 掛け軸の素材の質、種類

6.葛 子琴の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

オークションサイトにて真作を保証されている『4行書遊厳島』という作品で、サイズは額寸縦約150cm×横約41cm、本紙縦約64cm×横約27.5cm、「紙本・布装飾」、作品状態は「箱にいたみ」、付属品として「箱あり」とするものが、15,550円で落札されています。

7.葛 子琴の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

葛子琴は多芸な才能を発揮した人物で、有名な文人からの高い評価を得ていることが過去の文献からも窺える作家です。ネットオークションでの取引数は少ないため、本人の作品であれば高値が付く可能性もあります。葛子琴の作品を所有している方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。