河田 小龍(かわだ しょうりゅう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.河田 小龍の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

河田小龍は幕末から明治期にかけて活躍した画家です。学問にも長け、彼の著作や思想論はかの坂本龍馬をふくむ維新志士たちに多大な影響を与えました。「坂本龍馬の師」とも称えられる河田小龍の掛け軸は、その賞賛にふさわしい価格で取引されています。

このページの目次

2.掛け軸作家「河田 小龍」についての概要

土佐の地に生まれた河田小龍の才は絵画の分野にとどまらぬものでした。狩野派を修めたのちは儒教と書の教えを受け、米国より帰国した漁師、長浜万次郎からは異国の生活事情を学びます。とくに万次郎から得た知識に感銘を受けた小龍は『漂巽紀略』を著しました。これらの経験から「日本は富むことで外国に追いつくべきだ」という開明論を打ち出すようになり、同郷の縁で直接その思想を教えられた坂本龍馬は「ひざを叩くほどに喜んだ」といわれています。

3.掛け軸作家「河田 小龍」の生い立ちや歴史

1824年に土佐藩士の土生家に生まれました。12歳より画家を志し、林洞意に入門して狩野派を修めます。1844年には土佐藩家老吉田東洋に従って京都へ上り、4年後には狩野派門中として二条城の襖絵修理に従事と画家としての地位を固めていきます。1852年に長浜万次郎より聞き取った内容をまとめた『漂巽紀略』を書き、当時の維新志士らをおおいに感化させ、思想家としても名を知られるようになりました。維新後は官吏を経たのち、内国勧業博覧会に2度出展するなど、画業に専念しました。

4.河田 小龍の掛け軸作品の代表作一覧

  • 漂巽紀略(1852年)
  • 龍虎図(1897年)

5.河田 小龍の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

河田小龍の掛け軸作品は評価が高く、高額査定を期待できる作家です。間違いのない真作であれば確実に査定額は跳ね上がるでしょう。また保存状態やサイズなど、値段を高める要素は他にもあります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 落款や為書などから河田小龍の作品と判断されるか
  • 中身や表装はどんな素材でつくられているか
  • シミ・シワといった状態劣化はどの程度か
  • 付属品の種類とその有無(箱、鑑定書、裏書など。箱ならば素材はなにか)

6.河田 小龍の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

安いものであれば数千円~数万円程度での取引が相場です。しかし作品が良ければ相場を上回ることは多々あります。近年のネットオークションにおける大きな取引ですと、真贋不確かを理由に模写と表題し、「大幅、極箱、軸先:木、イタミ、シミ、穴、表具に大きなイタミ有り。裏面に修理跡あり。箱破損」とした全体222cm×100cm、本紙151cm×87cmの『加藤清正虎退治図』が176,000円で落札されました。

7.河田 小龍の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

河田小龍は思想における坂本龍馬の師である一方、掛け軸作家としての定評がある非凡の作家といえます。模写品としたうえで状態も芳しくない作品で十数万円の落札実績があるため、真作かつ状態も万全ならばさらなる高値が望めます。しかしその判断は知識がなければ難しいでしょう。河田小龍の掛け軸作品をお持ちでしたら査定に出されることをオススメします。

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