川崎 鈴彦(かわさき すずひこ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説

1.川崎 鈴彦の作品を売りたいお客様へ

川崎鈴彦は、主に日展で活躍している日本画家です。曽祖父は川崎千虎、父は川崎小虎、義兄は東山魁夷と画家の家系に生まれ、60余年にわたり日展を中心に活躍し、現代日本画壇に確固たる地位を築いています。弟は日本画家の川崎春彦です。

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2.川崎 鈴彦についての解説

川崎鈴彦は、戦争後欧米化に伴い無くなってしまった日本の文化を追い求め、各地に旅をし、画を描きました。また、「平成の奥の細道シリーズ」では芭蕉が旅した奥羽・北陸地方にかけて自ら写生に赴き、四季の情景と芭蕉の詩心を繊細な筆の走りで瑞々しく表現しました。その一方で、女子美術大学助教授、同大学教授、武蔵野美術大学教授、ハーバード大学及び、ボストン美術館付属技術学校で客員教授として日本画・水墨画を教えました。

3.川崎 鈴彦の歴史

川崎鈴彦は、大正14年東京に生まれました。昭和23年東京美術学校日本画科卒業後、昭和24年「丘」が初入選します。その後、昭和31年日展、昭和35年新日展では特選を受賞します。昭和42年新日展で菊花賞、さらに昭和55年日展では「翳り」が内閣総理大臣賞を受賞します。平成6年には第7回MOA岡田茂吉大賞を受賞しました。その間、日展の委嘱、会員、そして評議員と歴任、現在は日展評議員、日本美術家連盟理事となっています。

4.川崎 鈴彦の代表作

  • 『丘』(1949)
  • 『翳り』(1980)
  • 『道祖神』(1996)
  • 『松島』(1998)

5.川崎 鈴彦の作品の買取査定ポイント

川崎鈴彦は、昭和時代から現在まで活躍している日本画家です。川崎鈴彦の曽祖父、父、義兄、弟は著名な日本画家であり、川崎鈴彦自身も数多くの名誉ある賞を受賞するなど高い評価を受けています。それゆえに、真に本人の作品である(真作)かどうかが大変重要な買取査定ポイントとなります。作品の状態が良好であれば、さらに高額となる場合があります。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 日本画のサイズ
  • 作品の状態(染み、汚れ、破れがない)
  • 付属品(箱、額縁等)の有無

6.川崎 鈴彦の作品の取引相場価格

川崎鈴彦の作品は、真作では22.000円~170.000円で取引されています。170.000円で取引された作品は20号サイズでした。また、画集画であっても希少な作品になると19.000円~27.000円で取引されています。掛け軸は80.000円で取引されていました。川崎鈴彦の作品は、現在人気が高まっていて流通量が多くはないので、作品の状態、サイズ、希少性によってはさらに高額となる可能性があります。

7.川崎 鈴彦の作品の買取についてのまとめ

川崎鈴彦は、数多くの名誉ある賞を受賞するなど評価が高く、現代日本画壇に確固たる地位を築いた日本画家です。現在でも各地で展覧会が開催されるなど、その評価は高まってきています。それゆえに良質で希少な作品が市場に出れば、さらに高額となる可能性があるでしょう。