顕如(けんにょ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.顕如の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

顕如は、浄土真宗の僧で戦国時代から安土桃山時代にかけて活躍しました。天下統一にまい進していた織田信長と対立し、全国の本願寺門徒を組織し10年以上の期間に及び戦ったことで有名です。その名を歴史に残した高僧のため、古文書のコレクターも多く市場需要は高いです。

このページの目次

2.掛け軸作家「顕如」についての概要

顕如(1543年~1592年)は本願寺10世の証如の子として摂津国大坂に生まれました。名前は光佐といい、顕如と号としました。門徒による一向一揆を支配下に置き、細川家や公家と姻戚関係を結ぶことで、石山本願寺を中心に大名に並び立つほどの権力を掌握し、本願寺教団の最盛期を確立しました。

3.掛け軸作家「顕如」の生い立ちや歴史

顕如は、1554年に父、証如が亡くなったことにより、12歳から教団の運営に携わります。1559年には本願寺が門跡に昇格し、勢力は拡大していきました。1568年に織田信長が上洛すると圧迫を受け、1570年、本願寺と織田勢の抗争、石山合戦が始まりました。武田氏、朝倉氏などからなる信長包囲網に参加し戦いますが、1580年に終戦となり、顕如は石山から紀伊国鷺森別院に退去しました。信長の没後は、豊臣秀吉と和睦し、1592年には京都の地で本願寺教団の復興を目指しますが、同じ年に50歳で逝去しました。

4.顕如の掛け軸作品の代表作一覧

教義を仮名で書いた御文章など古文書や作家裏書の仏画などの市場価値は高く、真作だと証明できるかどうかによって査定額は変動しています。また、箱など付属品が揃っているかも重要です。花押などで真作だと確認でき、付属品が残っている作品は古いものであっても、高額査定が期待できます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 顕如の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良し)
  • 作者本人の署名(花押)があるか
  • 付属品は揃っているか(共箱・袋・軸先などが残っていると査定額の上乗せが可能です)
  • 保存状態は良好か(シミ、カビ、欠けなどがないか)
  • 素材は何でできているか
  • 作品の希少性はあるか(手元に置きたいコレクターが多いものは査定額が上がります)

5.顕如の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

肉筆で花押のある作品はおおむね高値で取引されています。真作保証のされているものは価値はさらに高騰しており、作品全体が縦103cm、横51.5cm、本紙が縦28cm、横45.5cmの顕如の書状を軸装した作品では、本紙に折れや少しのシミ、虫食いの補修跡があり、表具にも虫食いのある作品でしたが、箱、軸先、紐など付属品も揃っている真作だったため、121,000円で落札されました。市場ではかなり保存状態の悪いものでも花押などが確認できるものは高評価を受けることも多いため、古さが気になるものであっても、これはという作品がある場合は、ぜひ査定に出されることをお勧めします。

6.顕如の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

戦国時代に本願寺の隆盛を導き、織田信長に勝負を挑んだ顕如上人は知名度も高く、歴史ファンなど熱狂的なコレクターも作品を待望していると言えます。花押などで真作であると証明できれば、高額査定の好機だと言えるでしょう。

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