木村 立嶽(きむら りつがく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.木村 立嶽の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
木村立嶽は、山水楼閣図や人物画を得意とした狩野派の日本画家です。狩野芳崖、橋本雅邦、狩野勝玉らとともに狩野派四天王と称され、フェノロサらが提唱する新しい日本画を創造する活動に加わりました。
このページの目次
2.掛け軸作家「木村 立嶽」についての概要
木村立嶽は、幕末から明治時代にかけて活躍した日本画家です。「立嶽」の号は富山藩の10代藩主前田利保が地元の名岳(嶽)立山に因んで与えたものでした。木挽町狩野派に絵画を学んだ立嶽は、御用画などを多く手がけて伝統的な狩野派様式を守る一方、西洋的な立体表現を導入した画を描いてフェノロサの色彩論や空間表現を積極的に試みました。
3.掛け軸作家「木村 立嶽」の生い立ちや歴史
木村立嶽は1827年、現在の富山市南田町に生まれました。藩主・前田利保の推薦で江戸へ赴き、木挽町狩野家の狩野栄信、養信、さらに雅信に師事し、画技を研鑽しました。江戸城再建に際しては杉戸絵の制作を担当。また内務省図書寮に出仕し、神武天皇御陵図の制作にも従事しています。農商務省勧農局からは植物写生掛を命ぜられ、日本中の産物の写生図を描きました。この時期フェノロサと出会い、以後その影響を受けた作品が見られるようになります。内国絵画共進会や内国勧業博覧会など、数多くの博覧会で受賞を重ね、芳崖とともに勝川院門下の四天王に数えられました。
4.木村 立嶽の掛け軸作品の代表作一覧
- 楼閣山水図(1883年)
- 郭子儀図(1884年)
- 雪景山水図
- 呂洞賓
- 山水図屏風
5.木村 立嶽の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
木村立嶽は近代日本画壇において重きをなした作家です。高額買取のためには立嶽の真作であることが重要ですが、そのほかにもサイズや画題、状態など様々な要因が査定に関係してきます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 作品の状態はよいか
- 木村立嶽の署名・落款があるか(初期の作品には別号が使われています)
- 画題はなにか
- どのような仕立てか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 真作を証明する箱書や極書、鑑定書などはあるか
6.木村 立嶽の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
木村立嶽の作品はネットオークションで180,500円の値がついたものがございました。大幅の山水図で、サイズは掛軸全体で約2135mm×814mm、本紙は紙本で約1298mm×613mm、状態は「時代相応の古色、一部破れ補修痕などあります。」と説明されていました。
7.木村 立嶽の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
狩野派四天王と称された木村立嶽。狩野派の伝統を守りつつ、フェノロサ、岡倉天心、狩野芳崖らとともに新しい日本美術のありようを模索しました。その名作の多くはアメリカなど海外の美術館に流出していることが惜しまれます。木村立嶽の作品をお持ちでしたら、ぜひ一度査定に出されてみることをお勧めいたします。
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