紀 楳亭(きの ばいてい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.紀 楳亭の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
紀楳亭は、江戸時代中期に活躍した絵師です。俳人で南画家でもある与謝蕪村の高弟として知られ、師の画風を忠実に継承しました。晩年に大津に住んだことから「近江蕪村」と呼ばれることもあります。
このページの目次
2.掛け軸作家「紀 楳亭」についての概要
紀楳亭(1734年〜1810年)は晩年には大津に移り住みましたが、寛政年間前期以前における紀楳亭の現存作品は多くありません。その原因は移住後まもなく実娘を亡くしたこと、火災で手掛けた作品が焼失しまったことが原因だと考えられています。その後、大津の人々との交流を通じて立ち直り、多くの作品を残しました。
3.掛け軸作家「紀 楳亭」の生い立ちや歴史
紀楳亭は山城国鳥羽出身で、はじめ蕪村の友人であった文人・岩城藍田に家僕として働いていました。画才を認めた藍田が蕪村入門を仲介したことで、紀楳亭は蕪村に絵と俳諧を学ぶことになりました。蕪村が亡くなると、追善集『から檜葉』に「夜や昼や涙にわかぬ雪くもり」と師を悼む句を寄せています。
4.紀 楳亭の掛け軸作品の代表作一覧
- 大津八丁往来図屏風(1790年)
- 孔明奇策図(1791年)
- 豫譲裂衣図(1801年)
- 蓬萊群仙図(1805年)
- 蘭亭曲水図(1805年)
5.紀 楳亭の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
紀楳亭は鑑定が非常に難しい作家ですが、日本の百貨店や画廊などで目録や証明書付きで購入された作品であれば価値が保証されています。紀楳亭の作品は工芸印刷、手彩色の木版画といった偽物も多く、まずは紀楳亭本人の真作であるかどうかが大きなポイントです。また保存状態は良いか、制作された年代やタイトルがはっきり分かっているかなどの一般的な骨董品の査定基準ポイントもあてはまります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 紀楳亭本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名(銘)があるか
- 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
- 素材は何でできているか
- 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
6.紀 楳亭の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
紀楳亭の作品が市場に出回ることは稀で、そのため実際の買取相場価格は残念ながら不明です。取引相場価格は保存状態や作品の種類によって大きく変わります。紀楳亭の真作であることが証明できる作品であれば高値で取引される可能性があります。
7.紀 楳亭の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
紀楳亭は多様な画題の作品を残しましたが、『米浜初午・大津八丁往来図』など大津町のにぎわいのようすを描いた作品は高い評価を得ています。紀楳亭の作品の市場需要は高いですが、少しでも高額で売却したいと望んでいるのなら、真作保証できること、保存状態が良いことが重要なポイントになるでしょう。
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