岸 竹堂(きし ちくどう)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.岸 竹堂の作品を売りたいお客様へ

岸 竹堂は江戸時代末期から明治中期にかけて活躍した日本画家です。当時としては珍しく、海外でも作品の出品を行っていました。ダイナミックな筆使いが特徴的で、今なお人気のある作家の一人です。作品の取引相場も高騰していますので、買取でも高値が期待できます。

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2.岸 竹堂についての解説

岸 竹堂は主に風景画やトラをモチーフにした作品を手掛けていました。特にトラの作品は非常に多く、「猛虎図」を始めとして様々な代表作が遺されています。また画法自体も非常に独特で、伝統的な日本画の画風に西洋画の遠近法・陰影法を取り入れていました。このような表現方法は他に見当たらず、岸 竹堂特有の画法といっても過言ではないでしょう。

3.岸 竹堂の歴史

岸 竹堂は1827年に現在の彦根市で生まれました。10歳の時から絵を学び、地元の藩士であった中島安泰より狩野派の手ほどきを受けていたそうです。16歳の時には狩野永岳へと師事しますが、指導方法に疑念を感じて離れ、翌年岸連山に入門しています。その後も様々な画法を身に着け、1873年より京友禅の下絵を描いたことから知名度が高まりました。そして1893年にはシカゴ万国博覧会で「虎図」を発表して銅牌を受賞するなど、数多くの実績を積み重ねましたが、1897年に慢性胃炎でこの世を去りました。

4.岸 竹堂の代表作

  • 虎図
  • 猛虎図
  • 龍虎図
  • 月下猫児図
  • 大津唐崎図屏風

5.岸 竹堂の作品の買取査定ポイント

もし業者に岸 竹堂の作品を買取してもらう際は、必ず付属品も合わせて査定依頼しましょう。掛け軸は共箱なども付いていると思いますが、これらも査定の対象となります。ただし掛け軸の保管状態も大切です。品質が悪化しないように注意して保管しましょう。業者により査定結果が変わる可能性もあります。適正価格で売るためには、掛け軸の買取実績が豊富な業者を選びましょう。

代表的な査定ポイント
  • 共箱や付属品も提出する
  • 品質の悪化を防ぐ
  • 買取実績が豊富な業者を選ぶ

6.岸 竹堂の作品の取引相場価格

岸 竹堂の作品はネットオークションに多数出品されており、大半の作品の取引相場は1~3万円ほどです。しかし一部の作品は高騰しており、例えば「虎図」が約10万千円で落札されていました。こちらの品はわずかにシミなどがあるものの全体の状態は良く、サイズは縦147cm横69cmでした。また「柳長春燕図」という作品は9万7千円でした。こちらの作品はコンディションが良く、目立つシミなどはありませんでした。

7.岸 竹堂の作品の買取についてのまとめ

岸 竹堂は没後120年以上が経過しており、コンディションが良い作品は少ないかもしれません。逆に状態が良いものは高値取引されており、ネットオークションでは1万円以上の価格が付いています。業者による買取も高値が期待できます。もし不要な岸 竹堂の作品の扱いでお悩みなら、ぜひ査定依頼を検討してはいかがでしょうか。