喜多川 相説(きたがわ そうせつ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.喜多川 相説の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

喜多川相説は、江戸前期に活躍した琳派の絵師です。それまで絵画化されることの少なかった身近な植物を描き、のちの琳派の草花図に大きな影響を与えました。俵屋宗達、俵屋宗雪の後継者と位置付けられており、研究者の間でも昨今注目度が高まっています。高価査定も期待ができるでしょう。

このページの目次

2.喜多川 相説の掛け軸作品についての概要

喜多川相説の画は、宗達風ではあるものの箔押し金地など豪奢な素地を用いず、多くは紙に墨と淡彩を主調とした仕上がりとなっています。たらし込みの技法を用いた淡彩に近い繊細な筆致による草花図を多く手掛けました。どちらかと言えば淡泊な趣を持った気品ある穏やかな作風が特徴といえましょう。作品には俵屋の商標でもある「伊年」の印文が使用されており、これは俵屋ブランドを受け継ぐ後継者であることを示したものと考えられています。

3.喜多川 相説の掛け軸作品の歴史や情報

喜多川相説の生没年は不詳です。金沢を本拠地として多くの草花図を制作しました。72歳の高齢まで存命し、法橋に叙せられたということ以外、詳しいことは不明です。俵屋宗雪より次世代の17世紀後半を中心に活躍したと推定されています。相説の作品には「宗雪」の朱白文小方印が使用されていることもあり、宗雪は相説と同一人物なのでないかという説もありました。しかし宗雪の作品には 「宗雪」朱白文小方印が使用されていないことから、この印は相説が宗雪の後継者として使用したと推定されています。

4.喜多川 相説の掛け軸作品の代表作一覧

  • 草花図

5.喜多川 相説の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

喜多川相説の査定において最も注目されるのは印です。「伊年」の朱文円印は俵屋ブランドを示すものとして重要視されるでしょう。また「宗雪」の朱白文小方印は喜多川宗雪の印ではなく、宗雪の後継者であることを示した宗説の印とされていることにもご留意ください。 そのほか極や書付などが付いているか、画題や仕立てはどうのようなものかなど、様々な条件をあわせての査定となります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 喜多川相説の印や落款は確かなものか
  • 画題はなにか
  • 本紙や裂の時代に違和感がないか
  • どのような仕立てか
  • 付属品の欠けはないか
  • 保存状態はどうか

6.喜多川 相説の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

喜多川相説の作品はネットオークションで200,000円で落札された実績がございました。平成16年に閉館した萬野美術館の旧蔵品で画題は『麦穂図』、「伊年」印の作品で、サイズは掛け軸全体が約144cm×41.6cm、本紙が約61.3cm×28.5cm、状態は「掛軸特有の巻皺や染み汚れなどは当然ございますが、大きな傷みは見受けられず抜群に良好な状態です」と説明されていました。

7.喜多川 相説の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

喜多川相説は尾形光琳をはじめとした後世の江戸琳派に影響を与えた可能性が指摘され、美術史上重要な位置にある画家とも検証されています。清廉かつ瀟洒な画からは並々ならぬ力量が窺え、現在非常に高い評価を受けています。もし喜多川相説の作品がお手元にございましたら、ぜひ一度査定に出してみてはいかがでしょうか。真作であればかなりの高値も期待できます。