北川 民次(きたがわ たみじ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.北川 民次の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

北川民次は静岡県で生まれ、1914年(大正3年)に渡米してから22年間をアメリカ・メキシコで過ごします。42歳のときに帰国し、戦中戦後と精力的に二科展などの展覧会に出品しています。テレビ番組で北川民次の掛け軸を査定したところ、真作で希少なものだったこともあり、500,000円の高値で査定されました。作品によっては高額査定も期待できる作家と言えます。

このページの目次

2.掛け軸作家「北川 民次」についての概要

北川民次の作品は、民衆、労働者、母子像、工場、瀬戸の裏町などの日常や風景や、花やバッタなどの自然を題材にしていました。とくにバッタはメキシコでは古代より神の使いとされており、日本でバッタを絵画の題材としたのは、北川民次が初めてでした。メキシコ帰国後から終戦までの期間が最も生産的な時期とされており、青灰色の色調を多用していたことから、美術評論家の久保貞次郎は、この時期の作品を「灰色の時代」と評しています。

3.掛け軸作家「北川 民次」の生い立ちや歴史

北川民次は1894年(明治27年)に静岡県で生まれました。1914年に早稲田大学を中退して渡米し、以後22年間をアメリカ・メキシコで暮らします。アメリカでは美術研究所の「アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク」に入学し、ジョン・スローンに師事しました。その後キューバを経て、1923年(大正12年)にメキシコに渡り、初個展を開きます。野外美術学校の校長として活動していた北川民次は、1936年(昭和11年)に妻子とともに帰国し、1937年(昭和12年)第24回二科展で二科会会員となります。戦後も精力的に二科展のほかに、美術団体連合展などへ出品を続け、晩年には二科展会長を務めました。

4.北川 民次の掛け軸作品の代表作一覧

  • 水浴(1929年)
  • 鉱士の図(1943年)
  • 山羊と母子(1946年)
  • 平和な闘争(1964年)
  • 百鬼夜行(1973年)

5.北川 民次の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

査定にあたっては北川民次の確かな落款や印があることが重要です。真作を証明できる鑑定書や書付があるとなおよいでしょう。保存状態やサイズ、仕立てによっても大きく査定金額が変動いたしますのでご留意ください。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 北川民次本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 素材の質、種類
  • 掛け軸の付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)

6.北川 民次の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

北川民次の掛け軸などの作品は、ネットオークションで真贋不確かなものでも数千円程で取引されています。例えば模写作品の『仏画 不動明神象 』という作品では、全体サイズ縦約152cm×横約38cm、画寸縦約35.5cm×横約16.5cm、「紙本彩色」、「軸先が木」、作品状態は「少しシミ、折れ有り」、付属品として「木箱付」とするものが、5,450円で落札されています。テレビ番組での事例もあるので真作であれば更なる高値も望めるでしょう。

7.北川 民次の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

北川民次は、二科展会長を務めたほど著名な画家で、現存している作品は美術館にも所蔵されています。北川民次の掛け軸はネットーオークションでの取引数が少ない為、真作であれば高値が付く可能性があります。北川民次作品を所有されている方は、真贋確認も兼ねて是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。