北村 季吟(きたむら きざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.北村 季吟の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

北村季吟は江戸時代前期に歌人、俳人、和学者として活躍しました。季吟は幕府の歌学方を務め、北村家は幕臣の文化圏の中心として名を馳せ、歌学方は世襲されるようになりました。北村季吟は著名な作家のため、真作であれば高値が付く可能性があります。

このページの目次

2.掛け軸作家「北村 季吟」についての概要

北村季吟の徘徊は、貞門派の域にとどまったいましたが、『続連珠』、『新続犬筑波集』、『季吟十会集』などの撰集や、句集「いなご」、式目書「埋木(うもれぎ)」は特筆すべき作品と評価されています。しかし本領は古典注釈にあり、『百人一首拾穂抄』などをはじめ、主な古典の大半に及び、業績は古典注釈に偏りをみせるようになりました。

3.掛け軸作家「北村 季吟」の生い立ちや歴史

北村季吟は1625年(寛永元年)に近江国(現在の滋賀県)で医者の家柄に生まれました。祖父の宗龍、父の宗円の後を継ぎ医学を修めます。俳諧ははじめ安原貞室に、その後松永貞徳に師事します。俳書の『山之井』が刊行されると貞門派俳諧の新鋭と評されました。また飛鳥井雅章、清水谷実業に和歌や歌学を学び、『伊勢物語拾穂抄』、『土佐日記抄』、『源氏物語湖月抄』などの注釈書を著し、1689年(元禄2年)には子の湖春と共に幕府の歌学方の職に就きます。以後は幕府の歌学方として北村家が世襲しました。晩年は松尾芭蕉を始めとする優れた門人を排出し、1705年(宝永2年)に82歳で死去しています。

4.北村 季吟の掛け軸作品の代表作一覧

  • 源氏物語湖月抄
  • 徒然草文段抄
  • 枕草子春曙抄
  • 伊勢物語拾穂抄(1680年)
  • 万葉拾穂抄

5.北村 季吟の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

高額となる条件としては、北村季吟の真作であるといえるかどうかが重要です。その他では、シミ、シワ、折れなどはないか、印や落款があるか、箱の有無は、作品のサイズはどれくらいかといったことによっても査定結果は変動します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 北村季吟本人の作品かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 欠けなどがなく保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 掛け軸の付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 素材の質、種類

6.北村 季吟の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

北村季吟の掛け軸作品は、ネットオークションで真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。模写作品でも例えば『句入文』という作品では、中身寸法縦約16cm×横約65.5cm、「肉筆保証、紙本、紫檀撥軸」、「裂の三段表装貼り風帯仕立て」、作品状態は「本紙に少し時代感あり」、付属品として「漆塗箱入り」とするものが、150,000円で落札されています。

7.北村 季吟の掛け軸作品の買取についてのまとめ

北村季吟は歌学で名を馳せ、幕府の歌学方として従事し、古典の注釈書を多数残しています。著名な作家なため、ネットオークションでも真作は高値で取引きされている作家です。北村季吟の掛け軸作品を所有されている方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。