小堀 鞆音（こぼり　ともと）の作品を高価買取！掛け軸の査定ポイントを徹底解説！

1.小堀 鞆音の作品を売りたいお客様へ

日本画の中でもいくつかのジャンルがありますが、その中の一つに歴史画があります。この歴史画を得意としていた画家に、今回紹介する小堀鞆音がいました。後世の画家に影響を与えるような作品も手掛けていて、彼の作品は買取の可能性も高いです。

2.小堀 鞆音についての解説

小堀鞆音の代表作の中でも「武士」という絵画があります。弓を引く姿が描かれていて、源為朝の姿がモデルといわれています。歴史画を得意としていた彼の真骨頂が見られる作品といわれていて、歴史考証が深いと評価されています。また、格調高さを絵画に求めていた作家で、有識故実の研究にも力を入れていました。「小桜韋黄返威鎧」の模作なども手掛けています。

3.小堀 鞆音の歴史

現在の栃木県佐野市の農家の出の小堀鞆音ではありますが、父親は農業の傍ら絵を描いていました。兄も絵が好きでその影響を受け、彼も15歳頃から画事を学ぶようになります。狩野派や大和絵、土佐派、有識故実など多彩な絵画のスタイルを学び、1894年には日本絵画協会に参加します。内国勧業博覧会や美術院、日本絵画協会に出品するようになりました。その腕は当時から高く評価されていて、第1回文展から審査員を務めたほどです。

4.小堀 鞆音の代表作

• 大阪後之役図（1890年）
• 経政詣竹生島（1896年）
• 武士（1897年）
• 常世（1897年）
• 廃藩置県（1934年）

5.小堀 鞆音の作品の買取査定ポイント

小堀鞆音のような近代画家の描いた作品の査定ポイントとして、画家やその作品の人気が重要な要素になります。また、保存状態も買取価格を決めるうえで重要なポイントになります。特に古い絵画で状態よく残っていると高値が付きやすいです。またサイズも重要で、サイズが大きいとそれだけ労力が必要で価値も高いと判断されます。

代表的な査定ポイント

• 画家や作品の知名度
• 保存状態
• 絵画のサイズ

6.小堀 鞆音の作品の取引相場価格

小堀鞆音の作品はいくつも取引されていますが、大きなサイズの絵画は少ないです。このため、何十万円という値はつかないようです。数千円が中心で、状態が良ければ20.000円台くらいの値が付くと想定しましょう。例えば那須宗隆射扇図という24.0×11.0cmの絵画サイズの作品や武士という24.0×12.0cmの作品が26,000～27,000円で取引されています。いずれも保存状態は良好で額装されています。状態が良ければ、このくらいの値の付く可能性があります。

7.小堀 鞆音の作品の買取についてのまとめ

小堀鞆音の歴史画は特に高い評価を受けていて、彼の弟子たちにも大きな影響を与えたといわれています。状態が良ければ、数万円の値が付くことも大いに期待できます。自宅に眠っているのなら一度査定に出してみるのはいかがですか？