駒井 源琦(こまい げんき)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.駒井 源琦の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
駒井源琦は江戸中期の円山派の画家です。円山応挙の門に学び、その高弟として長澤蘆雪と並び称されました。花鳥・美人画を能くし、特に唐美人図を得意としたとされています。彩色に長じ、温雅な画趣を特色としました。長沢蘆雪とともに応挙門の二哲と呼ばれています。
このページの目次
2.掛け軸作家「駒井 源琦」についての概要
駒井源琦(1747年~1797年)は円山応挙の高弟で、長沢蘆雪と共に二哲と評された人物です。奇抜で機知に富んだ画風を展開した蘆雪とは対照的に、源琦は温雅な師の画風を最も忠実に継承しました。応挙との合作や応挙の模写作品も数多く制作しています。奥文鳴の『仙斎円山先生伝』や岡村鳳水の『円山応挙伝』では、ともに源琦を蘆雪に先んじて門人の筆頭に挙げており、応挙の第一の後継者とされていたことがうかがえます。清楚な唐美人を得意とし、同門の山口素絢の描く和美人と併称されました。
3.掛け軸作家「駒井 源琦」の生い立ちや歴史
駒井源琦は延享4(1747)年、根付職人・駒井三郎兵衛の子として京都に生まれました。源(みなもと)が姓で、琦は名ですが、氏の駒井もあわせて駒井源琦とも呼称されます。字は子韞、通称は幸之助としました。いつから応挙門下にあったかという記録ははっきりと残っていませんが、源琦は応挙が内弟子とした唯一の人で、生涯応挙を支え続けました。特に晩年は体力が衰え、眼を悪くした応挙に代わって絵具を溶き、色の調合などを助けたと伝わっています。応挙没後は応挙の子・円山応瑞の後見人役を望まれ、源琦も主家を第一に考えていましたが、寛政6年頃から次第に病気がちとなり、寛政9年に師を追うように亡くなりました。
4.駒井 源琦の掛け軸作品の代表作一覧
- 人形図(1781年)
- 燕姞・楊貴妃図(1785年)
- 梅花遊禽図(1795年)
- 釣灯籠を持つ骸骨
5.駒井 源琦の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
高額査定となる一番のポイントは真作であるかどうかです。真作を保証する鑑定証などが付いていると査定価格は高くなります。また源琦の多くの作品には款記に特徴が見受けられますので、その点も査定の評価に関わってくるでしょう。ほかにも仕立てや画題、状態などもあわせて総合的に評価されます。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- どのような仕立てか
- 駒井源琦の署名・落款があるか
- 真作であるかどうか(鑑定証や極書などが付いているか)
- 画題はなにか
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 保存状態は良好か
6.駒井 源琦の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
駒井源琦の作品はネットオークションなどで、真贋不確かなものでも171,000円で落札された実績があります。作品は源琦が得意とした紙本着色の唐美人図で、サイズは掛軸全体で233cm×81cm、本紙は142cm×67cm、状態は「両軸共に表具下部の軸部分に傷み有り」と説明され、軸先は象牙で、二重箱入り、時代金襴表具に、宝物取引局鑑定書が付いたものでした。
7.駒井 源琦の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
応挙の画風を継承する第一人者であった駒井源琦。応挙との合作や応挙の模写作品もよく見られますが、源琦の真作は美術市場でも高く評価されています。もし駒井源琦の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めいたします。
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