近藤 雪竹(こんどう せつちく/こんどう せっちく)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.近藤 雪竹の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
近藤雪竹は、日下部鳴鶴門下随一の書家と称され、比田井天来、丹羽海鶴とともに「門下の三羽烏」として名を馳せました。とくに隷書では、右に出る者がいないと言われています。作品の市場需要は極めて高く、期待以上の高値となる可能性も十分あります。
このページの目次
2.掛け軸作家「近藤 雪竹」についての概要
近藤雪竹(1863年~1928年)は江戸に生まれ、名は富壽といい、字は考卿、号は雪竹、聴泉楼主人としています。16歳で日下部鳴鶴に師事するとめきめきと頭角を現し、門下の中枢として数多くの書道団体で幹事、審査員などの重責を担いました。また、鳴鶴が没した後は一門のまとめ役として尽力し、多くの後進を育てています。
3.掛け軸作家「近藤 雪竹」の生い立ちや歴史
近藤雪竹は井上葦斎につき漢学を勉強し、鳴鶴の弟子となった後は中国漢魏六朝の書法の探究に打ち込みます。さらに、巌谷一六の教えも受けました。1885年に逓信省に就職し、1923年まで43年間その職務を全うしますが、その中で、書道奨励会審査員、日本書道会など多数の書道団体で幹事、審査員を務めました。弟子の育成にも心血を注ぎ、門人の数は3,000人とも言われています。65歳で書道への献身の生涯を終えました。
4.近藤 雪竹の掛け軸作品の代表作一覧
- 楷書前赤壁賦
- 行書蘭亭帖
- 四体四時読書楽帖
5.近藤 雪竹の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
非常に高名な書家のため、贋作が出回っている可能性があります。真作かどうかが作品の買取査定の重要なポイントです。近藤雪竹作品は「雪竹富壽」と落款を号と名前で書いているケースが多いと言われており、署名、落款で真作を確認する際の注目点となります。また、作品の保存状態、付属品が残っているかどうかも評価額アップのためのポイントです。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- サインや落款があるかどうか
- 付属品が備わっているか(箱や紐、軸先、軸棒などが残っているか)
- 作家の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があるとなお良い)
- 保存状態が良いものかどうか(傷やシミなど汚れがないか)
- 作品サイズ(尺)はどれくらいか
- どのような素材でできているか
6.近藤 雪竹の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
市場では作家肉筆の書の掛け軸などが出回ることが稀なため、作品の希少価値は高いです。真作保証の有無、付属品が揃っているか、作品の保存状態などで査定額は変動していますが、真作であると証明できる隷書の作品などは高評価を得ることもあります。作品全体が縦188cm、横44.8cm、本紙が縦130.8cm、横31.7cmの三行書の紙本掛け軸は、真作保証済みの隷書の作品で、「雪竹富壽」の署名、落款もあり軸先など付属品が残っていましたが、本紙と表装に経年による傷みなどがあり23,500円で落札されました。保存状態が良好で証明書があるなどの条件が整えば、さらなる高額査定の可能性も高まります。
7.近藤 雪竹の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
書芸の大家として一門を率いるという使命を果たした近藤雪竹は、近代日本書道を芸術の高みに引き上げた功労者と言えるでしょう。署名、落款や証明書などで真作と確認できる隷書の作品などは、高額落札も期待できます。お手元に近藤雪竹の作品がありましたら、査定に出されることが最良です。
その他の掛け軸について
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