小西 福年(こにし ふくねん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.小西 福年の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

小西福年は京都で活躍した円山派の日本画家です。鈴木松年に師事して画を学び、花鳥・風景を得意としました。また能楽や茶道にも通じ、その知見がさらに画境を高めたといいます。師・松年没後には優美な画風に熱意を注ぎ、鈴木派の雄として京都画壇に名を残しました。

このページの目次

2.掛け軸作家「小西 福年」についての概要

小西福年は明治~昭和期の日本画家です。師である鈴木松年の豪放な画風を慕い研鑽を重ね、初期は風景画を能くして国内各地で写生を重ねました。のちに上品で優雅な花鳥も能くしています。師・松年没後は鈴木派の代表的作家として京都画壇を独歩し、活躍を続けました。

3.掛け軸作家「小西 福年」の生い立ちや歴史

小西福年は1887年、福井県武生市の表具師・小西宇兵衛の家に生まれました。本名を猶之助、字を重煕、別号に芝生園があります。14歳で京都に出、今蕭白と称された鈴木松年の内弟子として画を学びました。東京画壇で歴史画が隆盛したのに対して京都画壇では自然や動物が好まれ、福年も風景・花鳥画を能くしています。松年没後は京の町衆と呼ばれる後援者を得て「佳福会」を組織し、制作を続けました。

4.小西 福年の掛け軸作品の代表作一覧

  • 菊花小禽
  • 桜花之月図
  • 竹図
  • 春宵

5.小西 福年の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

小西福年の作品は真作であることはもちろんですが、近年の作家物であるだけに、状態も重視されます。また、季節の風物など好まれる画題は需要が高く、高額査定になる可能性が高まります。また共箱があるかなども査定額UPの重要な要素になるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 保存状態は良好か
  • 小西福年の署名・落款があるか
  • 画題はなにか
  • 小西福年の真作であるか(共箱や鑑定書などがあるか)
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • どのような仕立てか

6.小西 福年の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

小西福年の作品は、ネットオークションで47,503円で落札された実績がありました。『桜の図』という絹本着色の作品で、共箱付き、掛軸のサイズは189.2cm×54.4cm、状態は「全体に多少染みがあります」と記されており、真作と説明されています。

7.小西 福年の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

鈴木派を継承する画家として京都画壇で活躍した小西福年。京都や故郷福井でも多くの支持者を持った画家でした。品の良いその作風は今も人気が高く、床の間を彩る季節の掛物として重宝されています。小西福年の作品をお持ちでしたら、一度査定に出されてみることをお勧めします。

その他の掛け軸について