小坂 奇石(こさか きせき)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.小坂 奇石の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

小坂奇石は大正から昭和にかけて活躍した書家で、書家として初めて日本芸術院恩賜賞を受賞した人物でもあります。日展参事や奈良教大名誉教授を務め、まず書道界ではその名を知らない者はいないほどの巨匠です。

このページの目次

2.掛け軸作家「小坂 奇石」についての概要

小坂奇石は黒木拝石に師事し、昭和初期から多数の書道会展で賞を受賞します。小坂奇石の書体は「奇石体」「奇石流」などと呼ばれ、他にはない書風を確立しています。晩年、書家としては初めてとなる日本芸術院賞恩賜賞を受賞。勢いは衰えることなく、90歳でこの世を去るまで第一線で活躍し続けました。

3.掛け軸作家「小坂 奇石」の生い立ちや歴史

1901年に徳島県由岐町に生まれた小坂奇石。本名は「光太郎(みつたろう)」といいました。1924年、16歳で黒木拝石に師事。20歳の時に関西大学専門部に入学するも、2年後に病気で中退しています。大学中退後も書道に邁進し、1927年(26歳)関西書道会で入賞。その後、1935年に東方書道会展特選に入賞すると4年連続で同賞を受賞。大坂ガスに勤務しつつ、第一線で活躍し続けました。1962年に奈良教育大学教授に。65歳の定年まで5年勤めます。1981年、80歳にして日本芸術院恩賜賞を受賞。翌年には勲三等瑞宝章受章。1991年に90歳で亡くなると、1996年には法樂寺「小坂奇石記念館」が作られました。

4.小坂 奇石の掛け軸作品の代表作一覧

  • 寒山詩(1970年)
  • 寒山詩二首(1981年)

5.小坂 奇石の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

小坂奇石が亡くなったのは平成に入ってから。最近まで活躍していたこともあり、作品は良好な状態で残っていることが多いです。作品の大きさ(色紙から全紙までさまざま)などによって査定価格は変わります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 小坂奇石の真作かどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 署名、落款印などがあるかどうか
  • 作品の保存状態は良好か
  • 作品サイズの大きさ
  • 付属品(箱など)は残っているかどうか
  • 素材は何でできているか

6.小坂 奇石の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

小坂奇石の作品の買取相場は、オークションではだいたい1万円前後です。例えば真作の額に入った『心静興長』という作品は、作品サイズが横123cm縦30cm、額縁のサイズが横170cm縦48cm奥行2.6cmで35,000円で落札された実績があります。それより小さいものでは、色紙サイズで表装された作品が15,000円で落札されています。

7.小坂 奇石の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

小坂奇石は最近まで活躍した書家ということもあり、古い作品に比べると買取価格はやや低めです。しかし、サイズが大きい作品なら数万円での買取も期待することができます。もし小坂奇石の作品をお持ちでしたら、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。

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