江 稼圃(こう かほ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.江 稼圃の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
江稼圃は清人画家です。江戸時代後期の長崎に来舶し、伊孚九、費漢源、張秋穀らとともに「来舶四清人」のうちの1人です。滞在中に弟の江芸閣と文人画の画法を伝え、長崎の南画興隆の基礎をつくりました。日本画壇に大きく貢献したことで中国だけでなく日本でも江稼圃の名は広く知られています。
このページの目次
2.掛け軸作家「江 稼圃」についての概要
江稼圃(生没年不詳)は浙江杭州臨安出身、諱(いみな)は大来、字は泰交・連山です。1804年に商船の財副として初来日して以降、数回の来舶記録があります。書や絵画にとどまらず、江稼圃ら「来舶四清人」がもたらした中国の食生活から各種年中行事、その他日常生活は長崎の文化に大きな影響を及ぼしました。
3.掛け軸作家「江 稼圃」の生い立ちや歴史
幼い頃より画を好んだ江稼圃は黄公望風の山水画を得意とし、写実より写意を重んじる南宗派に属しました。長崎三筆として知られる鉄翁、木下逸雲、三浦梧門をはじめ、多くの日本の文人画家に画法を教え、江稼圃は江戸末期の文人画の発展に大きく寄与しました。
4.江 稼圃の掛け軸作品の代表作一覧
- 渓山飛泉図
5.江 稼圃の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
南画の本格的な技法と思想をうかがわせる江稼圃の作品は、人気があることの裏返しで贋作も多く出回っています。そのため、真作であるかどうかを判断する鑑定書や証明書があれば、高額査定になる可能性があるでしょう。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額UPの重要な要素です。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
- 作者の署名・落款(らっかん)があるか
- 希少な作品であるか(欲しがる人が多いほど買取価格はあがります)
- 素材の質、種類
- 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
- 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
6.江 稼圃の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
オークションに出品されている江稼圃『山水冊頁四開(130㎝×49㎝)』は現在1万9千円の値がついています。江稼圃は人気があるため、複製や模写でも1〜3万円程度が取引相場の平均になっています。もしも江稼圃の作品を売却しようと検討しているのであれば、付属品および鑑定書が揃っているかを確認しておきましょう。
7.江 稼圃の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
江稼圃はしばしば来日し文人画の指導を行い、日本画壇が南宗画系山水画を学び取る端緒となった人物です。写意を重んじ、表情や心の変化など精神を表出させる画風で今なお人々を魅了しています。真作であることがはっきりしている、箱が残されているものであれば高額査定がつく可能性があります。
その他の掛け軸について
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