小曽根 乾堂(こぞね けんどう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.小曽根 乾堂の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

小曽根乾堂は長崎出島商人として財を築いた幕末・明治期の豪商です。実業家としても活躍しましたが、書画、篆刻、陶芸など様々な芸術に秀で優れた作品を多く残しました。特に篆刻においては抜群の技能をみせ、明治政府の勅命により御璽・国璽を刻したことで知られています。また幕末には坂本龍馬のよき理解者となり、海援隊の本拠地を提供するなど財政面を支えました。

このページの目次

2.掛け軸作家「小曽根 乾堂」についての概要

小曽根乾堂は事業家であっただけでなく、書家、文人画家、篆刻家など、様々な顔を持つ多才な文化人でした。文芸に造詣が深かった父の薫陶を受けて、書を春老谷、水野眉川に学び、清人・銭少乕からは隷書を修めるほか、文人画を鉄翁祖門や木下逸雲、三浦梧門、清人・陳逸舟らに師事。篆刻は長崎派の源伯民の流れを汲む大城石農に就き、とりわけその才能を発揮しました。さらに陶芸の分野では名陶亀山焼の発展に尽力しています。また幕末には国事に奔走する志士たちを経済的に援助し、坂本龍馬や勝海舟などの活動を支えました。

3.掛け軸作家「小曽根 乾堂」の生い立ちや歴史

小曽根乾堂は1828年、長崎屈指の豪商の家に生まれました。諱を豊明、字を守辱、室号に鎮鼎山房・浪平釣叟があります。詩・書・画・篆刻に加え、音楽や陶芸にも造詣が深く、当時一流の文人として大きな存在感を示すほか、実業家としても大いに活躍しました。松平春嶽の援助を受けて浪の平一帯の埋立事業をして港湾を整備し、貿易の進展に尽力。幕末には龍馬の亀山社中の出資者となりその活動を支援しました。晩年には小曽根小学校の創立、寺院や神社の創建、桟橋の架設、高島炭鉱の三菱への譲渡斡旋など多大な功績を地域に残しています。

4.小曽根 乾堂の掛け軸作品の代表作一覧

  • 乾堂印譜
  • 乾堂印藪
  • 百花印箋
  • 西晋遺音

5.小曽根 乾堂の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

多才であった小曽根乾堂は、書・画・篆刻等、様々なジャンルに作品を残しています。書は篆書や隷書、画では花鳥画や山水画を得意としました。印はもちろん乾堂自作のものが使われています。また、作品の状態やサイズ、書付などがあるかによっても査定価格は変動いたします。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • どういったジャンルのものか
  • 小曽根乾堂の署名・落款があるか
  • 傷み具合はどうか(保存状態が良好であれば評価額が高くなります)
  • どのような仕立てか
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.小曽根 乾堂の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

小曽根乾堂の掛軸作品はネットオークションで89,211円の値が付いた篆書の作品がありました。紙本半切の双福で小篆二行、サイズは各131cm×27cm、印全三、状態は「虫食い穴の跡があります。」と記述されていました。

7.小曽根 乾堂の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

小曽根乾堂は幕末の文人として、また事業家として活躍する一方、国事に奔走する志士たちを支えた幕末の重要人物です。各方面に与えた影響は大きく、今も高く評価されています。小曽根乾堂の作品をお持ちでしたらぜひ一度査定に出してみることをお勧めいたします。

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