九条 武子(くじょう たけこ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.九条 武子の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

九条武子は才色兼備の歌人として知られる女性です。佐佐木信綱に和歌を学び、多数の歌集を出版した九条武子。その作品は真作であれば高値での買取が期待できます。

このページの目次

2.掛け軸作家「九条 武子」についての概要

九条武子は京都・西本願寺に生まれたお嬢様で大変美しく、「大正三大美人」のひとりに数えられます。男爵・九条良致(よしむね)と結婚するも、夫は10年以上イギリスへ渡ったまま帰ってこず……。夫を待つ侘しい気持ちが彼女の歌集『金鈴(きんれい)』に見られます。和歌以外に、京都女子高専を創設するなど、女子教育・女性運動にも力を入れました。関東大震災では臨時の診療所を設置するなど、福祉面でもおおいに社会貢献しています。

3.掛け軸作家「九条 武子」の生い立ちや歴史

1887年、九条武子は京都・西本願寺の法主・明如(大谷光尊)の次女として誕生。母は側室で、紀州藩士の娘でした。1909年、22歳の時に男爵・九条良致と結婚します。ところが、結婚後間もなく夫は天文学を学ぶためイギリスのケンブリッジ大学へ留学。そのまま10余年も日本へ帰ってきませんでした。九条武子も最初は同行しましたが、1年半で帰国。その後は義姉とともに仏教婦人会を設立し、1920年には京都女子高専を設立するなど、福祉・教育の分野で活躍します。才色兼備の武子は歌人・佐佐木信綱に師事し、『金鈴(きんれい)』や『薫染(くんぜん)』といった歌集を世に発表しています。1920年、夫が帰国すると東京の築地本願寺の近くで同居します。関東大震災では精力的に救護の指揮をとりました。その疲れもあってか、1928年2月7日、42歳で亡くなりました。

4.九条 武子の掛け軸作品の代表作一覧

  • 金鈴(1920年)
  • 無憂華(1927年)
  • 薫染(1928年)
  • 白孔雀(1930年)

5.九条 武子の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

九条武子は歌人であるため、取引される作品は掛け軸や色紙、短冊といった書画作品が中心です。女流歌人として名の知れた人物なので、真筆であれば高額査定が期待できますが、サイズや状態によって査定額は変わります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 九条武子の真筆であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名や落款印があるかどうか
  • 保存状態は良好か
  • 付属品(箱など)は残っているか

6.九条 武子の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

大正・昭和初期に活躍した女流歌人として名が知られているため、真筆であれば数十万円になることも。たとえば、真作保証のある掛け軸作品で、幅33cm縦177cmのものがオークションでおよそ70万円で落札されています。「本紙微少シミ」との記載がありますが、共箱つきでかなり状態が良ければこれくらいの査定が期待できます。

7.九条 武子の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

九条武子は大正三大美人のひとりで、柳原白蓮と同様に歌壇を彩る女流歌人として注目されました。そのため、九条武子本人の肉筆作品であれば査定で高評価を期待できます。色紙や短冊なら数千~数万円、掛け軸ほどの大きな作品であれば数十万で買い取られることも考えられます。九条武子の作品をお持ちでしたら、一度査定に出されてみてはいかがでしょうか。

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