九鬼 隆一(くき りゅういち)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.九鬼 隆一の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

九鬼隆一は明治から昭和初期の美術行政家で、フェノロサや岡倉天心を支援し文化財の調査、保護に尽力しました。小藩の出身ながら早くに文部少輔となり、さらには第2次伊藤博文内閣の下で枢密顧問官まで栄達を遂げています。明治の教育、文化振興の立役者たる活躍ゆえにその知名度は高く、書や愛好して描いた達磨図などを収集するコレクターも多いです。

このページの目次

2.掛け軸作家「九鬼 隆一」についての概要

九鬼隆一(1852年~1931年)は摂津国三田町出身で、成海と号しました。福沢諭吉の教えを受け慶應義塾で学んだ後は、官僚として目覚ましい活躍を見せ、文部省では「九鬼の文部省」と一時期呼ばれたといいます。また、帝国博物館の初代総長の職に就き博物館発展に尽力し、1897年の古社寺保存法制定にも深く関与しています。

3.掛け軸作家「九鬼 隆一」の生い立ちや歴史

九鬼隆一は、摂津三田藩の家老、星崎貞幹の次男として生まれ、16歳で丹波綾部藩の家老、九鬼隆周の養子となりました。明治維新の後に上京、1872年に文部省に入り、官僚としてのキャリアをスタートさせました。文部省では全国の文化財調査を推進します。1884年にはワシントン特命全権公使としてアメリカに渡り、日本伝統文化の紹介に努めました。1888年に帰国した後は宮内省図書頭、臨時全国宝物取調委員長、宮中顧問官など要職を歴任し、美術行政の分野で手腕を発揮しました。享年78歳で逝去しました。

4.九鬼 隆一の掛け軸作品の代表作一覧

九鬼隆一は書画や詩文もよく嗜んでいたと言われており、その知名度から贋作がある可能性もあります。作品の重要な査定ポイントは、真作であるかどうかです。また、保存状態が良好か、箱など付属品が揃っているかなども査定のポイントとなります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 九鬼隆一本人の作品であるか(証明書や鑑定書があるか)
  • 作者の署名(落款)があるかどうか
  • 付属品が残っているか(共箱・袋・紐など)
  • 作品の大きさはどうか
  • 保存状態は良いか(傷、シミ、カビなどがないか)
  • 何の素材でできているか

5.九鬼 隆一の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

九鬼隆一の作品は現在市場に出回るケースは少ないため、希少価値は高いと言えます。真作保証の有無や作品の保存状態、付属品の有無などによって査定額は大きく変動しますが、証明書などで真作が保証でき、共箱や軸先といった付属品が揃っている場合など条件が整えば、高額査定も期待できます。お手元に作品がある場合は、一度査定に出されてみることをお勧めします。

6.九鬼 隆一の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

九鬼隆一は、近代国家として歩み始めた日本を豊かな伝統文化を持つ国として海外に誇れるための礎を築いた政治家とも言えるでしょう。その功績から男爵の栄誉も賜っています。歴史的価値、市場価値とも高い作家です。

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