熊谷 直彦(くまがいなおひこ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!
1. 熊谷 直彦の作品を売りたいお客様へ
熊谷直彦の作品は、四条派の作風を忠実に守った山水画や花鳥図を華やかな色彩感覚で表現し、優雅な作風を感じさせる絵画を描いています。幕末には、国事にも携わり明治維新などにも関係しながら伝統的な日本画を世界に紹介する功績も残しています。
このページの目次
2. 熊谷 直彦についての解説
熊谷直彦は、四条派の岡本茂彦を師匠とし絵画を学びます。岡本茂彦の死後は、藩主の役目を果たしながらも独学で絵画を学び続けます。明治維新の尊王攘夷の活動に参加して、芸州藩執政の関忠親の関の側近となり京都留守居役、明治維新後は広島藩大属になりその後は上京して絵画を描くことに邁進します。また絵画以外にも衣紋束帯にも通じていて、彼の作風には品格を感じさせるものがあります。
3. 熊谷 直彦の歴史
熊谷直彦は、1829年に神職である山本季金の息子として京都に誕生しますが、1844年に藩士である熊谷左門の養子となります。1884年に第2回内国絵画共進会に「鯛」「大江山」を出品し銅賞を受賞します。その後は、1893年にシカゴ万博博覧会や1900年にはパリ万国博覧会に「雨中山水」を出品します。1903年には日本美術協会秋展では特別書状を授与し、1904年に帝室技芸員になります。明治宮殿の東宮御所の杉戸の絵を描くこともあり、多くの作品を残し、1913年84歳で死去します。
4. 熊谷 直彦の代表作
- 『雨中山水』(1893年)
- 『雨中秋山』(1912年)
- 『月下狸図』(不明)
- 『十二か月山水図』(不明)
5. 熊谷 直彦の作品の買取査定ポイント
熊谷直彦の作品は、衣冠束帯に通じていたことから繊細なタッチに魅力があります。国事にも深く関わった経験や東宮御所の杉戸を手掛けるなど人望も厚く、シカゴやパリの万博博覧会にも出品した功績から海外の人々にも人気があります。保存状態が良くて真作であれば高価格での取引が見込めますから、本物であることが査定価格に影響します。
代表的な査定ポイント- 本物であること
- 作品の希少性
- 保存状態の良い作品
6. 熊谷 直彦の作品の取引相場価格
熊谷直彦の作品は、掛け軸に描かれた縦203cm×横62cmの「夏江牧童図」や、縦216cm、横78cmの「日の出松鶴図」は絹本肉質で、状態は汚れが少しで、全体的に染みがあるものですが3万円で取引されています。これらは、もちろん真作です。縦188cm×横59cmの真作「雪景山水人物図」などは 1万2千円で取引されていています。縦190cm、横61cmの「絵山幽居図」は8千円、縦127.5cm、横49cmの「風景」は6千円ともう少し安価な金額で取引されている作品もあります。掛け軸に描かれたものは、表具により若干価格に差がでます。
7. 熊谷 直彦の作品の買取についてのまとめ
熊谷直彦の作品は、正統な四条派の作風を引き継ぐ正統な日本画を描く画家としての評価は高く、海外にも出品した功績もあり高価な取引が見込めます。どのような空間にもなじんでしまう作風には人気があり、真作の絵画には高値が期待できます。
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