熊坂 適山(くまさか てきざん)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.熊坂 適山の作品を売りたいお客様へ

熊坂適山は、江戸時代後期に活躍した南画家です。花鳥画・人物画・山水画と多彩な画才をもち、優品が多いことで知られています。また熊坂適山は、詩文・書にも優れた才能を発揮しました。絵画の入門書や指導書を発刊していることでも一目置かれている人物です。

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2.熊坂 適山についての解説

熊坂適山(1796年~1864年)は、1844年に松前藩の御用絵師に150石で迎えられ、のちに勘定方役人にと登用され、晩年には江戸屋敷詰めとなりました。熊坂適山の代表作は1853年位制作された『蘭亭曲水図』で、福島県指定文化財となっています。

3.熊坂 適山の歴史

熊坂適山は陸奥伊達に生まれ、生家は伊達保原市柳村の名家で、かつて谷文晁と交流した儒学者の熊坂台州を輩出したことで知られています。教育熱心な父の影響を受け、幼少の頃より学問・画を学び、家老にして画人の蠣崎波響に師事しました。波響からは写生を基礎とする画の基本を磨き、師の紹介で京都の浦上春琴に入門し南画を修行。その後、豊後の田能村竹田のもとで画才を磨きました。

4.熊坂 適山の代表作

  • 唐美人(1841年)
  • 青緑山水図
  • 蘭亭曲水図(1853年)
  • 百花の図(1854年)
  • 適山画譜(1854年)

5.熊坂 適山の作品の買取査定ポイント

掛け軸の買取は鑑定が難しく、熊坂適山の作品も例外ではありません。まちがいなく熊坂適山の作品であることが証明できると高値の買取が期待できます。また、キズやしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な査定ポイント
  • 市場価値はあるか(有名作家の作品なら多少劣化していても高値が付きます)
  • 真作(本物)かどうか(サインや落款が確認できるか、いつの時代の作品であるか)
  • 保存状態は良好か(補修せずにそのままお持ちください)
  • 掛け軸の素材の質、種類
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.熊坂 適山の作品の取引相場価格

御用絵師として多くの作品を制作した磯田長秋ですが、あまり作品が市場に出回っていません。そのため実際の買取相場価格は残念ながら不明となっています。取引相場価格は保存状態や作品の種類によって大きく変わりますが、真作である作品が見つかれば、高額な買取になることが期待できます。また保存状態が良いか、箱があるかなども査定額が上がる重要な要素です。

7.熊坂 適山の作品の買取についてのまとめ

熊坂適山の作品は市場価値が高いことと同時に、贋作も多く出回っています。そのため高額査定においては、真作であるかどうかが重要な鍵になるでしょう。熊坂適山の作品をお持ちでしたら、一度査定に出してみることをお勧めします。