日下部 鳴鶴(くさかべ めいかく)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.日下部 鳴鶴の作品を売りたいお客様へ

日下部鳴鶴は、幕末〜明治時代に活躍した書家です。芸術家や教育者としても称えられ、明治の三筆と呼ばれることもあります。鳴鶴の流派は鶴門と呼ばれ、その門下生はじつに3,000人以上いました。また、生涯で書いた石碑の数は1,000基にものぼり、現在でも300基以上の石碑が残されています。

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2.日下部 鳴鶴についての解説

日下部鳴鶴は、中国の六朝書の影響を受けた力強い筆跡が特徴であり、日本の書法の基準を和様から唐様に作り変えた人物です。「日本近代書道の父」と呼ばれるにふさわしい芸術への貢献と、後進の教育・育成にあたりました。そういった鳴鶴の尽力もあり、彼の流派を受け継ぐ書道家は非常に多いです。ちなみにですが、日本酒で有名な「月桂冠」ですが、あの文字は鳴鶴が書いたものです。

3.日下部 鳴鶴の歴史

日下部鳴鶴は、1838年に現在の滋賀県彦根市に生まれました。1960年に藩主の井伊直弼が桜田門外で暗殺され、禄(当時の給料のようなもの)が大幅に減り、生活に苦労しましたが、上京し書道に専念することを決めています。明治維新後、内閣大書記官となり、大久保利通に仕えていましたが、1878年の紀尾井坂の変で大久保が暗殺されたため退官し、再度書道に専念しました。その後も、中国書法の研究をすすめ、独自の書風を確立し、多くの弟子を育てました。1922年に肺炎のため85歳で死去しています。

4.日下部 鳴鶴の代表作

  • 「大久保公神道碑」(1910年)
  • 「熊野馬渓遊草」(1920年)
  • 「論書詩屏風」
  • 「日本酒月桂冠の商品ロゴ」

5.日下部 鳴鶴の作品の買取査定ポイント

日下部鳴鶴は、書家として芸術界に貢献し、「日本近代書道の父」と呼ばれるほど、後進の育成に尽力しました。買取価格の査定をする際には、真に日下部鳴鶴の作品であるか、つまり、真作であるかどうかが重要になってきます。特に、商品の状態によっては、さらに高額になることもあります。

代表的な査定ポイント
  • 真作であること
  • 作品の希少性
  • 作品の状態

6.日下部 鳴鶴の作品の取引相場価格

日下部鳴鶴の作品は、平均10,000円ほどで取引されております。一番低い価格で、1,000円ほど。一番高い価格で、200,000円ほどとなっています。例えば、215.0cm×58.0cmのサイズでコンディションが普通なもので、200,000円で取引されています。そもそも流通している数が少ないので、希少価値の高いものであれば、非常に高い値段で取引される可能性があります。

7.日下部 鳴鶴の作品の買取についてのまとめ

日下部鳴鶴は、「日本近代書道の父」と呼ばれるほど、偉大な功績を残してきました。一方で、「月桂冠」のロゴも書いており、親しみのある作品も多いです。そんな彼の作品は、出回っている数こそ少ないですが、芸術界への貢献をしてきた彼の作品であれば、高値で取引される可能性が非常に高いといえます。