前田 黙鳳(まえだ もまほう)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1前田 黙鳳の作品を売りたいお客様へ

前田黙鳳(まえだ もくほう)は六朝書専門の研究などを行い、展覧会を開催したことでも話題になりました。 文人画の掛け軸などでも知られています。

このページの目次

2.前田 黙鳳についての解説

前田黙鳳は、嘉永6年3月から大正7年11月19日まで活躍した書家です。播州龍野、兵庫県のたつの市で誕生し、名前は圓、字は士方、そして黙鳳は号で、別号に龍野人があるのが特徴と言えます。大正時代に活躍した書家であり、その時代の書道会の発展などに貢献します。いくつかの書道会の発足や会報の発行などに力を注ぎ、展覧会を開催したり法帖類などの古典資料の普及に努めたりするなと、近代書道界の発展に大きな影響を及ぼすことになります。彼の作品の中には、古銅器の銘文を記した篆書体や、文人画などの掛け軸が特徴です。

3.前田 黙鳳の歴史

前田黙鳳は、播州龍野藩士である、前田忠作の次男として生を受け、20歳になった時に上京し、明治9年(1876年)に、書肆博文社の手代になります。また、明治15年(1882年)には、自身で京橋南鍋町に書肆鳳文館を開き、「資治通鑑」や「佩文韻府」といった翻刻を刊行しました。黙鳳はその間に清国に渡り、書法や金石学学び、知識を蓄えます、明治21年(1888年)には漢学の衰頽によって経営が傾き、鳳文館を廃業することになりますが、その後に書学会を発足し、会報である「書鑑」を発行して法帖類を掲載しました。

4.前田 黙鳳の代表作

  • 橋本雅邦水墨山水 明治34年
  • 日英博覧会見物世界一周双六  明治43年

5前田 黙鳳の作品の買取査定ポイント

前田黙鳳の作品は、五書体を巧みに使い分けるなど、書の技巧を凝らしている作品など、希少価値が高いことが大切です。その上で、真作であることや市場における価値があることも査定ポイントとしてあげられます。状態が良ければ、高価買取も期待できるようになります。

代表的な査定ポイント
  • 希少性
  • 真作であること
  • 市場価値が高い

6前田 黙鳳の作品の取引相場価格

前田黙鳳は、これまで様々な作品提供しており、市場価値の高いものは買取市場でも高値になることがあります。もちろん個々の作品の状態なども関係してきますので、売却する際はその点の考慮も必要です。希少価値の高いものは高値になることもありますので、お手持ちの作品を確認してみることをオススメします。代表作である、書海、五体字書、真行草大字典、真行草字鑑などの他に、『中国青銅器自画賛 太湖石』サイズ:縦:123×横:33cm、表装サイズ縦:186×横:45cmで、ヤフーオークションで15,000円で落札されています。

7.前田 黙鳳の作品の買取についてのまとめ

前田黙鳳は、古典資料の普及に努めるなど、近代日本の書道に大きな影響を及ぼしています。黙鳳の努力が、今の日本の書道界の根本を形成したと言っても過言ではないでしょう。書のお手本としての掛け軸の他、文人画の掛け軸も残しています。買取市場でも高い人気を誇っており、多くの作品が取引されています。