円山 応瑞(まるやま おうずい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1. 円山 応瑞の作品を売りたいお客様へ
円山応瑞は円山応挙の長男にあたります。応挙は日本画の巨匠と呼ばれる人ですが、父の築いてきた画法を守りほかの流派に混ざることもなく家宝を守るといわれました。円山派二代目として家を守るのに精いっぱいだったといわれていますが父の作品と比較してみると鋭さを持つ作品もありました。
このページの目次
2. 円山 応瑞についての解説
明和3年に円山応挙の長男として生まれた円山派2代目となるのが円山応瑞です。江戸時代後期の日本画家として父応挙の死後「取水」を襲名しました。応挙の紛本をもとに応挙や弟子とともに大乗寺障壁画の1室を描いたのが最初の作品と言われています。円山家を守っていくことが必要だった円山応瑞は四条栄町入町から姉小路両替町西へ引っ越すなど家政を維持することに苦労した時代もあったようです。
3. 円山 応瑞の歴史
天明7年に父応挙や弟子とともに大乗寺障壁画の1室を担当してあから寛政2年には内裏造営の際にも常御殿御寝間の三の間に薄彩色の四季海辺を製作し、現在も一部残されています。父応挙の13回忌を主催するなど円山派2代目としての役割をきっちり果たしてきた人物です。経済的に苦労した時期もあり文化10年あたりに出版された書物には行司役として掲載されており、日本画以外のことも行ってきたことが見て取れます。円山応瑞は小気味よい印象のある作品も残し円山派にとってなくてはならない存在だったことがわかります。
4. 円山 応瑞の代表作
- 遊鯉図襖(1787年)
- 繁馬図(1803年)
- 双鶏図(1809年)
- 植松蘭渓像(1810年)
5. 円山 応瑞の作品の買取査定ポイント
円山応瑞の作品も日本画なのでシミや汚れなどがないほうがより高値となります。また日本画について知識と経験を持っている査定士がいる買取業者に査定を依頼することも大きなポイントです。日本画の中でも派があり、各派の特徴などを理解している業者じゃないと適正な金額を出せないこともあるのです。作品を査定依頼に出すときには箱などの作品とともに保管されていたものも一緒にもっていきましょう。
代表的な査定ポイント- 日本画に知識のある買取を利用する
- 箱など付属品も一緒にもっていく
- 汚れなどがつかないように保存に気を配る
6. 円山 応瑞の作品の取引相場価格
非常にユニークな表情をした布袋さんの掛け軸、「布袋に唐子」は描かれている人物の表情も生き生きとし円山派を感じさせる作品です。箱も一緒についている絹本ですが、シミやほつれ、点シミやヤケがあるため価格はそれほど高くありません。古い作品なので表装にも同じようにシミや汚れ、破れなどが見られます。作品のサイズは横約58㎝・縦約41㎝、表装は横約66㎝・縦約118㎝です。円山応瑞の作品の取引相場価格は6,000円から20,000円くらいとなっています。
7. 円山 応瑞の作品の買取についてのまとめ
円山派の中でも2代目として家を守ることが必要だった円山応瑞の作品は子供や兄弟の作品のほうが優れているといわれます。しかし円山応瑞の作品は円山派を強く印象付ける父応挙の技法をしっかり守った作品です。円山派が好きな人にとっては味のあるものが多く買取に出せばいい状態なら高値になる可能性も秘めています。
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