松村 景文(まつむら けいぶん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.松村 景文の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

松村景文は江戸時代後期に活躍した四条派の絵師です。幼い頃から四条派の祖である呉春に画を学び、優れた花鳥画を多く残しました。同門である岡本豊彦と並べて比べられることが多く、「花鳥は景文、山水は豊彦」と評されることもありました。日本画壇の中でも四条派が勢力を高めていったことは、松村景文と岡本豊彦の力が大きかったようです。当時から評価の高かった絵師であり、洗練された独自の画法で現代でも松村景文の作品には高い価値があるため、高値がつくことも多いです。

このページの目次

2.掛け軸作家「松村 景文」についての概要

松村景文の作品は軽妙な筆致と、無駄がなく洗練されたシンプルな画風が特徴です。松村景文は四条派の画技は受け継ぎながらも独自の画風を展開していきました。高いデッサン力は堅持しつつ軽やかな筆致で、余白を多くとった松村景文の作品は、床うつりが良いと非常に人気です。どのような書や掛け軸でも、床の間とのバランスが悪いと価値は低く、どの作品も床うつりの良い松村景文の作品は飾ってもなお美しく、収集するコレクターも多くいます。

3.掛け軸作家「松村 景文」の生い立ちや歴史

松村景文は1779年、山口県に生まれました。幼名は直治といい、幼い頃から画を学びました。四条派の祖である呉春の異母弟であり、年の差もあったことから内弟子として画技を学んだようです。また、丸山派の祖である円山応挙からも写生風を学び権威となりました。東山新書画会などにも出品し、高い評価を得ます。東本願寺再建の時には玄関や襖絵を担当することとなりました。呉春らの次世代を担う写実花鳥画家として京都画壇を代表する人物となりました。1843年65歳で亡くなり、金福寺の呉春のそばに葬られたそうです。

4.松村 景文の掛け軸作品の代表作一覧

四季草花図 (1801年)
庭先図 (1839年)
花鳥図屏風(年代不明)

5.松村 景文の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

松村景文の作品は人気、評価が高いため、高額査定も珍しくありません。真作であることはもちろん、保存状態が良ければ良い査定額がつくことが多いでしょう。また、花鳥をテーマにしたものなど、松村景文の特徴がはっきり見える作品であるかどうかもポイントとなります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント

本物であるかどうか
汚れやシミはないかどうか
署名・共シール・共箱があるか
題材が人気の作品であるかどうか

6.松村 景文の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

松村景文は有名な絵師であり、当時から贋作が多く出回っていたようです。そのためオークションでも模写や真贋が不明な掛け軸などが多く出品されています。多くの業者が相場を明らかにしていませんが、オークションでの掛け軸の落札価格は5万円前後です。オークションでは真贋が明らかでないとする花鳥図の襖戸4枚が96,000円で落札されたケースもあります。また、藤と雀が描かれた真作保証有りの縦177.7cm横48cmの掛け軸は、30,500円で落札されています。

7.松村 景文の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

京都画壇を代表する四条派の日本画家である松村景文は特に花鳥画に優れ、高い評価を得た人物でした。業者も積極的に買取を行う人気の作家であり、高額がつくことも少なくありません。松村景文の作品をお持ちの場合は、一度査定してみることをおすすめします。ぜひ、ご相談からでもお気軽にお問い合わせください。

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