三浦 梧門(みうら ごもん)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.三浦 梧門の作品を売りたいお客様へ

三浦梧門は江戸末期に活躍した日本画家です。南画や土佐派の画、肖像画などを手掛けており、中でも独学で学んだという南画の技術は非常に高く、南画の長崎三筆の1人として知られています。優れた山水や花鳥を描き、その技術は門人により伝承され、現代美術の礎にもなっています。

このページの目次

2.三浦 梧門についての解説

三浦梧門は、幕末の日本画家です。独学にて中国絵画の研究を重ね、優れた山水画や花鳥画を生み、南画の第一人者と評されるほか、木下逸雲・日高鉄翁とともに長崎三筆とも呼ばれます。また、大和絵の一派であり、丹念で繊細な画風を特徴とする土佐派の画や肖像画にも長けていました。梧門の人柄は温厚で清潔、酒を片手に絵を愉しんだようで、幼少の頃から優れた画の才能を発揮していたと言われています。

3.三浦 梧門の歴史

三浦梧門は1808年長崎に生まれました。実家は平戸藩の家臣を先祖に持つ名家で、梧門自身も長崎会所の目付役を担っていました。幼少から画の才能に優れた梧門は、渡辺鶴州や渡辺秀実、石崎融思に師事して絵を学び、さらには中国名画を独学で研究するようになりました。次第にその腕前は上がり、南画の大家と評されるまでに成長します。1860年53歳で逝去しました。門人には伊東深江がおり、梧門の死後も南画の伝承に努めました。

4.三浦 梧門の代表作

  • 鍾馗禳魔図(1858年)

5.三浦 梧門の作品の買取査定ポイント

三浦梧門の作品を買取査定するには、まず保存状態や真作であるかどうかという点が重要視されます。継いで、共箱などの付属品や落款の有無、掛け軸の大きさ、軸部分に使用されている素材といったポイントが査定に大きく関わります。

代表的な査定ポイント
  • 保存状態は良好か
  • 三浦梧門の真作かどうか
  • 付属品の有無
  • 落款・サインの有無
  • 掛け軸の大きさ
  • 軸に使われている素材

6.三浦 梧門の作品の取引相場価格

三浦梧門の作品はあまり多く出回っていません。落札事例としましては山水画の掛け軸が4,250円の値で取引されました。こちらは本紙サイズが縦122cm×横54cm、付属品として箱付き、折れやシミなど大きな傷みが見られるお品でした。保存状態が良好であれば更なる高値にも期待できるでしょう。三浦梧門の作品をお持ちの方は、ぜひ一度お問い合わせください。

7.三浦 梧門の作品の買取についてのまとめ

三浦梧門は南画の大家として知られています。山水画や花鳥画を得意とし、中国絵画から学んだ技術により優れた作品を生み出しました。また、土佐派の画も秀でていたと言われています。三浦梧門の画は当時から高い評価を受けてきたため、現在の買取においても、保存状態によっては高額査定となる可能性もあります。