黙庵(もくあん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.黙庵の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

黙庵は鎌倉時代末期から南北朝時代にかけて活動した画僧でした。可翁や鉄舟徳済らと共に、日本の初期水墨画を代表する禅林画僧として知られています。道釈・花鳥画に優れ、「牧谿の再来」と称されたほどの人物です。真作であれば高値での取引にも期待ができます。

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2.黙庵の掛け軸作品についての概要

黙庵の絵は、もとは禅の余技的なものであったと思われますが、1344年(至正4年)には楚石梵琦のもとで『二十二祖像』といった大作を手掛けていることから、画僧としての本格的な活動もあった考えられています。遺作は日本にもたらされましたが、中国・元の高僧の讃が入っていたため、黙庵は大正期まで長らく中国の画僧と誤解されていました。多くは道釈人物を描いた水墨作品です。

3.黙庵の掛け軸作品の歴史や情報

黙庵の生没年は不詳です。名は是一、法諱は霊淵でした。鎌倉浄智寺の見山崇喜の弟子で、嘉暦(1326年~1329年)ごろ元に渡り、天童景徳禅寺の雲外雲岫、平石如砥、育王山広利禅寺の月江正印らに歴参し禅の修行を積みました。また秀州本覚寺の了庵清欲の下で蔵主となり、1344年楚石梵琦の会下で首座の職に上ったと伝わります。元代中期の禅林の巨匠・古林清茂の語録の出版に尽力するかたわら画を描き、また禅僧としても高位に上りました。至正5年(1345年)頃に客死したと推測されますが、室町時代の舶載画便覧ともいうべき『君台観左右帳記』に元時代の画家として記載されているため、中国僧と目されていました。

4.黙庵の掛け軸作品の代表作一覧

  • 四睡図
  • 布袋図
  • 白衣観音図

5.黙庵の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

黙庵は時代が古いこともあり、鑑定が難しい画家の一人です。真作を裏付ける古筆の極などが付いていると、より査定額が高くなるでしょう。また作品の画題や状態なども重要視されます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真作であるかどうか(古いお品となるため、古筆の極など鑑定書があればなお良い)
  • 黙庵の署名・落款があるか
  • 画題はなにか
  • 讃があるか(ある場合、誰の讃か)
  • 付属品の欠けはないか
  • 保存状態は良好か

6.黙庵の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

黙庵の作品はほとんど市場に出回っていません。時代が古く、また真贋の見極めも難しいことから希少価値もあり、真作であればかなりの高値が見込めるでしょう。全体の様子が良い状態であれば、多少のシミやシワなどがあっても問題ありません。

7.黙庵の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

高度に洗練された禅味豊かな作風をもつ黙庵は、日本の初期水墨画の重要な作家の一人です。もしお手元に黙庵のものと思われる作品がございましたら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。思わぬ高値が付くかもしれません。