桃田 柳栄(ももた りゅうえい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.桃田 柳栄の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

桃田柳栄は久隅守景、鶴沢探山、神足常庵らとともに、狩野探幽門下の四天王の一人に挙げられた江戸の絵師でした。代表的な作品に重要文化財指定の『狩野探幽像』があります。この肖像は江戸鍛冶橋狩野派に伝来し、文化3(1806)年に焼失した探幽像の草稿といわれています。

このページの目次

2.掛け軸作家「桃田 柳栄」についての概要

桃田柳栄(1647年~1698年)は江戸時代前期に活躍した狩野派の絵師です。探幽に画を学んだのち、薩摩島津侯の御用絵師となったと伝わっています。昭和60年には大隅半島の旧家から、島津家の旧蔵品とされる『官女図巻』が発見されており、薩摩藩との関係を実証するものの一つとされました。数少ない柳栄の作品の中でも優れた出来栄えを示しています。

3.掛け軸作家「桃田 柳栄」の生い立ちや歴史

桃田柳栄は正保4(1647)年、現在の大阪府和泉市に生まれたとされています。本姓は和田氏でしたが、桃田家の養子となりました。名は守光、通称は武左衛門、別号に柳栄、幽香斎、瑤澤軒があります。兄の和田玄意は高名な医師で、柳栄も医術を能くしました。『古画備考』には、薩摩藩に五百石という破格の禄高で召し抱えられたとの記述があります。薩摩には多くの柳栄の画があるされていますが、同地を訪れた記録はないため、京都か江戸の薩摩藩邸に出任していた可能性が高いと考えられています。元禄11(1698)年、52才で没しました。

4.桃田 柳栄の掛け軸作品の代表作一覧

  • 狩野探幽像
  • 官女図巻

5.桃田 柳栄の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

桃田柳栄の作品において査定の重要ポイントはその真贋です。現存する作例も少なく、専門家でも鑑定が非常に難しい作家の一人です。なにか由来や書付など、真作を裏付けるものがあれば査定価格は高くなるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 真作を保証する書付などがあるか
  • 桃田柳栄の署名・落款があるか
  • どのような保存状態か
  • 希少な作品であるか(真作が確証される作品はなかなか出ません)
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)
  • 由来はあるか
  • 本紙や裂など、仕立てに不自然さはないか

6.桃田 柳栄の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

桃田柳栄の作品はほとんど市場に出てきません。ネットオークションでの取引も数少ないですが、真贋不確かなもので31,280円の値がついたものがありました。紙本着色の掛け軸で、画題は『花籠図』、サイズは掛軸全体で122cm×37cm、画寸は30cm×22cm、状態は「イタミ、シミ、折れ有」とされていました。真筆とされるものは非常に希少です。真作が保証できる作品でしたら、かなりの高値がつくと思われます。

7.桃田 柳栄の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

桃田柳栄は狩野探幽門下の四天王に挙げられ、師・探幽の肖像画を描くことを許されるほど画力を認められていた絵師です。もし桃田柳栄の作品をお持ちでしたらぜひ査定に出してみてください。希少性もあり、高額査定が期待できる作家です。

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