森川 曽文(もりかわ そぶん)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!
1.森川 曽文の作品を売りたいお客様へ
森川曽文は明治期に活躍した京都出身の日本画家です。四条派の正統を継ぎ、山水・花鳥画において当代の名手と称されました。内国勧業博覧会や内国絵画共進会で多くの賞を受け頭角を顕し、海外各国で行われた万博にも出品を重ねました。高価買取に期待できる作家です。
このページの目次
2.森川 曽文についての解説
森川曽文(1847年~1902年)は、幕末・明治期の日本画家です。呉服屋に丁稚奉公中、幸野梅嶺に画道を志す相談をしたものの、「友禅下絵でも描け」と言われたことに発憤。その後の立志を果たしたそうです。京都府画学校・京都市美術工芸学校で教鞭を執り、京都画壇の後進の育成に勤めました。門人に三宅呉暁・深田直城らの俊才がいます。
3.森川 曽文の歴史
森川曽文は弘化4(1847)年、京都に生まれました。名は英絢、字は士倩。初め大丸呉服店で友禅の下絵を描いていましたが、画を志して前川五嶺に入門、のち長谷川玉峰に師事して四条派を学びました。京都府画学校(および京都市美術工芸学校)に出仕して教鞭を執るほか、内国勧業博覧会や内国絵画共進会、シカゴ・パリ万博等海外の博覧会で数多くの受賞を重ね、審査員も務めました。日本美術協会・京都美術協会などの委員を歴任。尋常小学校、高等小学校の毛筆画手本を著しました。明治35年没、56歳でした。
4.森川 曽文の代表作
- 春景秋景図(1881年)
- 山水(1884年)
- 花鳥(1884年)
- 菊花図(1890年)
- 腰越真景(1895年)
5.森川 曽文の作品の買取査定ポイント
作品の査定において重要なポイントは、その真贋にあります。真作を裏付ける箱書や共箱などが付いていると査定額は高くなります。またサイズや画題、作品の状態などによっても大きく査定価格が変わってきます。
代表的な査定ポイント- 共箱や箱書などが付いているか
- 画題は何か
- 森川曽文の署名・落款があるか
- どのような仕立てか
- 展覧会などの出品歴がないか
- 保存状態は良好か
6.森川 曽文の作品の取引相場価格
森川曽文の作品はネットオークションで195,000円で落札されたものがありました。紺紙金泥の羅漢像のほか、紺紙金泥経と伝教大師三行をあわせて表装した掛軸で、サイズは掛軸全体が163cm×33cm、曽文画の本紙は97cm×22cm、状態は「シミ、ヨレ、ヨゴレ、ヤケがあります」と説明されていました。
7.森川 曽文の作品の買取についてのまとめ
森川曽文は京都画壇の重鎮であったとともに、パリやシカゴ万博など海外出品の栄誉を得た画人でした。また後進を育成した教育者として評価される功績を遺しています。もし森川曽文の作品をお手元にお持ちでしたら、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
お手持ちの品物名や作者などご入力し検索をすると、品物の取引相場価格や品物情報などを閲覧する事ができます。