森 徹山 (もり てつざん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1. 森 徹山の作品を売りたいお客様へ

森徹山は江戸後期の画家で円山応挙のもとで絵を学び円山派門下の十哲として数えられています。狸猿鹿など動物画を得意とし、画としてあまり描かれることがない動物も描く腕を持っていました。森周峰や森狙仙と名を連ねて記載され、16歳の時点で名の知られた絵師として能力を認められいたことがわかります。

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2. 森 徹山についての解説

森徹山は安永4年大阪船町で森周峰の子に生まれますが寛政2年、森徹山が16歳の時には父周峰・森狙仙と共に浪華郷友録に記載されています。当時森狙仙の養子となっていたことからも能力が秀でていたことがわかります。養子となった森狙仙に勧められ円山応挙に学び、21歳にして大乗寺障壁画制作を行ったことも知られています。この時描いたのが山雀図です。

3. 森 徹山の歴史

16歳という年齢から父や画を学んだ森狙仙を名を並べ21歳にして大乗寺の障壁画に取り組むなど才能を発揮してきたのが森徹山です。大阪に暮らしてからは大阪と京都を行き来する中で円山派を広めることに貢献しています。父である周峰から学んだ狩野派と義父である狙仙から受け継いだ画法は動物写実に優れ動物画であっても情緒性の高い作品を生み出してきました。義父である狙仙は猿をよく描いていましたが森徹山は猿以外に鹿や狸などたくさんの動物を描いています。晩年は熊本藩細川家に仕えました。

4. 森 徹山の代表作

  • 双牛図屏風
  • 秋山孤鹿図
  • 吉野画像
  • 群鳥図

5. 森 徹山の作品の買取査定ポイント

動物たちが巧みに描かれていることが多い森徹山の作品もなるべくシミや汚れなどがついていないことが望まれます。動物の細かい描写がシミなどによって見えにくくなることもあるので、買取に出すのであればシミなどがつかないように早めに買取店にもっていくほうがいいでしょう。箱などの付属品があれば必ず一緒に出すことも忘れないようにしましょう。また複数の買取店に査定をお願いし金額を出してもらうことも買取のポイントになります。

代表的な査定ポイント
  • シミ・汚れが少ないこと
  • 劣化が進まないうちに買取店に出すこと
  • 箱などの付属品も共に出すこと
  • 複数業者に依頼して査定してもらうこと

6. 森 徹山の作品の取引相場価格

動物化を好んで描いた森徹山の作品は取引に出てくる作品も動物の絵が多いです。月下独鹿図は美しい月の夜に1匹の鹿がその月を眺めているという森徹山らしい情緒ある動物画です。作品サイズは横が40.5㎝・縦113.5㎝、表装サイズが横約53.5㎝・縦195.5㎝となっています。本紙にシミや軽い破れ・折れ、しわやヤケがあり、表装にもシミやしわが見られますが、美しい作品です。森徹山の取引相場価格は2,000円から28,000円くらいです。

7. 森 徹山の作品の買取についてのまとめ

風景や植物などの絵が多い中で、猿などの日本画に多い動物ではなくほかの動物たちを描いた森徹山の作品は人気があります。いい状態のものなら高く買取してくれますし、シミなどが多少見られても値が付きます。こうした作品は年数とともに劣化も進みますので、手放すようなら早めのほうが安心です。