村上 東洲(むらかみ とうしゅう)の作品を高価買取!掛け軸作家の査定ポイントを徹底解説!

1.村上 東洲の作品を売りたいお客様へ

村上東洲は江戸時代後期の日本画家です。緻密で奥ゆかしく、優美な筆致が特徴で、師として崇めた画僧、鼇山(ごうざん)の影響を大きく受けています。その繊細な筆致の作品の数々は海外のオークションなどで取引されることもあり、高値での買取が期待できます。

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2.村上 東洲についての解説

村上東洲(生年不明~1820年)は、京都生まれの、江戸後期に活躍した画家です。名は成章、字は秀斐と言います。僧鼇山(大西酔月という説もあります)に画を学び、奥ゆかしく、高雅な作風の人物画や山水画が特徴です。海外でのオークションなどでも人気がある作家です。

3.村上 東洲の歴史

村上東洲は江戸時代、京都に生まれました。生年は不明です。江戸時代の望月派の画僧である鼇山に絵を学んだと言われていますが、一説には山水画や人物画を得意とし、『平安人物志』でも冒頭に挙げられている画家の1人、大西酔月を師としたとも言われています。人物画や山水画を得意とし、1820年、死去しました(享年未詳)。

4.村上 東洲の代表作

  • 大原女図

5.村上 東洲の作品の買取査定ポイント

村上東洲の買取査定ポイントとして、本人による真筆かどうかと言う点が肝要です。国内外で市場価値の高い村上東洲の作品は贋作が出回っている可能性も高いため、真作が証明できる鑑定書などがあれば、高額査定となる可能性があります。また保存状態、付属品の有無なども査定額アップの重要な要素です。

代表的な査定ポイント
  • 村上東洲の真作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • シミ汚れ、欠けなどがなく保存状態は良好か
  • 希少な作品であるか(欲しがる人が多ければ買取価格は上がります)
  • 村上東洲の署名・落款(らっかん)があるか
  • 付属品の欠けはないか(共箱・共布・栞などが揃っているか)

6.村上 東洲の作品の取引相場価格

海外のネットオークションで、村上東洲の『Samurai -Yoshi-ie in Nakosonoseki 勿来の関の義家』とされる掛け軸1幅が471米ドル(約50,000円)にて取引されました。こちらは木箱付き、軸先は木による絹本着彩画で、サイズは全体が204cm×87cm、本紙は131cm×58.5cmで、若干のしみは見られますが概ね良い状態とされるという条件下での出品でした。

7.村上 東洲の作品の買取についてのまとめ

緻密で奥ゆかしく、優美な画風が特徴の村上東洲。山水画や人物画を得意としたため、特にオークションなどではそれらを題材とした作品がより高値を呼ぶ傾向にあるようです。海外でも人気の高い作家ゆえ、思わぬ高額査定となる可能性もあります。もし村上東洲の作品をお持ちでしたら、ぜひ1度査定に出されてみることをお勧めします。