明誉 古磵(みょうよ こかん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.明誉 古磵の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

明誉古磵は、江戸時代の前期から中期にかけて名声を得た浄土集の僧侶・画僧です。15歳頃に修行に入り、後に京都の報恩寺の第15代住職となります。多くの作品が現存しており、半分の作品は「大黒天図」が占めています。また書にも才覚を発揮しており、月僊や忍海らと並び「江戸時代浄土宗の三筆」と評されていました。

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2.明誉 古磵の掛け軸作品についての概要

明誉古磵は、海北友雪や狩野益信に師事したという説が信憑性が高いと言われています。のちに雪舟の画風を好んだとされ、号の「虚舟」は、雪舟から一字を取ったと考えらています。現存している作品は300点ほどで、代表作には『涅槃図』や『縁起絵巻』が挙げられます。浄土宗の僧侶でしたが、禅宗の禅機画も描いており絵解きに用いられたとされる作品も確認できます。

3.明誉 古磵の掛け軸作品の歴史や情報

明誉古磵は1653年(承応2年)に生まれ、15歳頃、浄土真宗の僧侶になるために関東十八檀林で修行を始めます。所属寺は諸説あり、大和郡山の西岸寺とする意見や、称名寺 (奈良市)に所属していたという説があります。1684年(貞享元年)、古磵が32歳のとき大黒天を1000体描いたことが事績として残されています。1688年(貞享5年)刊行の『當麻曼荼羅白記撮要』や『浄土十六祖伝』で木版挿絵を手掛けており、以降も浄土宗関係の版本の挿絵をしばしば手掛けました。1697年(元禄10年)には、浄土宗祖法然の記念式典を記録する「円光大師贈号絵詞伝」の任に就き、画像として名声を得ていたことが窺い知れます。

4.明誉 古磵の掛け軸作品の代表作一覧

  • 円光大師贈号絵詞伝(1697年)
  • 一心寺縁起絵巻(1692年)
  • 羅漢彫瑞像図(1703年)
  • 薬師寺縁起絵巻(1716年)
  • 薬師浄土曼荼羅図(1716年)

5.明誉 古磵の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

掛け軸の買取は、鑑定が難しいため知識や情報がないと損をしてしまう可能性があります。明誉古磵の作品も例外ではありません。明誉古磵の作品であると証明できることや、傷やしみがない状態であればプラス査定が期待できるでしょう。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 明誉古磵本人の作であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 作者の署名(銘)があるか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)

6.明誉 古磵の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

明誉古磵の掛け軸は、ネットオークションでの取引数が少ないため、明誉古磵の真作であれば高値の取引が期待できる可能性があります。取引相場価格は、サインや落款が確認できるか、また保存状態は良好かによって大きく査定価格が変動します。もし古磵の作品をお持ちでしたら是非お問い合わせください。

7.明誉 古磵の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

明誉古磵は浄土宗の画僧としての名声が高く、後世に多くの作品を残しました。なかでも人物画は笑顔が多く、これは、「笑顔でいれば幸せが訪れる」という古磵の思想を表現しています。古磵の作品を所有されている方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。