長沢 芦雪(ながさわ ろせつ)の作品を高価買取!掛け軸の査定ポイントを徹底解説!

1.長沢 芦雪の作品を売りたいお客様へ

円山派という江戸時代の画派があったのですが、これを率いたのが円山応挙でした。彼の高弟の一人として、今回紹介する長沢芦雪がいます。彼の本物の絵画があれば、買取業者に出すとかなりの値のつく可能性も十分期待できます。

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2.長沢 芦雪についての解説

長沢芦雪は、江戸時代の中期に活躍した絵師です。円山応挙に弟子入りして画を学びますが、その後師匠の下から離れます。無量寺にある「虎図」を描いたことで人気を博し、現在では奇想の画家というニックネームで紹介されることもあります。大胆な構図や斬新なクローズアップが長沢芦雪の画風の特徴で、奇抜なスタイルが印象的です。

3.長沢 芦雪の歴史

長沢芦雪は丹波の篠山の生まれといわれています。彼の略歴に関する資料が少ないのですが、彼が25歳の時には少なくても円山応挙の弟子に入っていることがわかります。ただし入門以前の作品も発見されていて、弟子入りする前から十分な画の力量を持っていたといわれています。1786~1787年には南紀に滞在していたのですが、この間に多くの障壁画を残しました。現在でもお寺に180面の障壁画が残っています。自由奔放な性格であったといわれていて、奇抜な作品を多く残しています。

4.長沢 芦雪の代表作

  • 『牡丹孔雀図』(1782年)
  • 『人物鳥獣図巻』(1786年)
  • 『虎図』(1786年)
  • 『隻履達磨図』(1786年)
  • 『宮島(厳島)八景図』(1794年)

5.長沢 芦雪の作品の買取査定ポイント

長沢芦雪を買取に出す際、まずは本物かどうかを確認します。長沢芦雪の有名作家の本物の作品であれば、高値のつく可能性が高いです。また技法も重視されます。肉筆であれば高値のつく可能性が高いですが、木版画などの普及版技法の場合、評価は低くなります。作品の状態も大事で、経年劣化や損傷がひどいとマイナス査定になってしまいます。

代表的な査定ポイント
  • 本物かどうか
  • 技法
  • 作品の状態

6.長沢 芦雪の作品の取引相場価格

長沢芦雪は多くの作品を遺していて、今でもマーケットで活発に取引しています。その価格帯を見てみるとピンキリで、1.600~160.000円の値段がついています。水車之図という140×83cmの掛け軸があるのですが、傷や汚れがある作品でも120,000円で取引されています。ほかにも真向龍之図という大きさ184×51cmの掛け軸に入った絵画があるのですが、こちらも110.000円で売買されたことがありました。このように10万円を超えるような値のついた作品も見受けられます。

7.長沢 芦雪の作品の買取についてのまとめ

奇想の画家というニックネームで知られる長沢芦雪は、ほかの作品にはないオリジナリティあふれる絵画を多数残しています。現在でもファンが多く、本物で状態が良ければ10万円を超える金額で取引されています。もし自宅で保管しているなら、査定に出してみるのもいいでしょう。