中江 杜徴(なかえ とちょう)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中江 杜徴の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中江杜徴は江戸時代後期に生きた南画家・篆刻家です。多芸多才の人物で、篆刻、詩、書、画、琴曲に秀でたことから、自ら「五適」と号しました。画においては山水・花鳥画を得意とし、元・明の画法を究めたとされています。買取価格に期待ができるでしょう。

このページの目次

2.中江 杜徴の掛け軸作品についての概要

中江杜徴(1748年~1816年)の号は、詩聖・杜甫と明代の文人画家・文徴明に因んだものだそうです。杜徴は花鳥画を董九如に、書と篆刻は細井広沢の門人・雲庵に、琴を空々(宿谷黙甫)に学び、書は阮西園に師事しました。とりわけ篆刻は巧みで、その評判は京にあっても江戸にまで聞こえたと伝わります。

3.中江 杜徴の掛け軸作品の歴史や情報

中江杜徴についての出自は明らかではありません。幼少の頃、母の計らいで黄檗僧の小僧となり、経学・詩文・書画・琴・篆刻などを学んだとされています。字は澂公、師叔、号は松窠、華亭、看雲子、五適、琴史、陶古、真賞斎(塾名)など多数あります。22歳の頃、長崎に遊学し清人・龔久譲や張薀文らと交わり、中国語を学びました。九州各地を遍歴したのち帰京、還俗して中江姓に復します。宋紫石の門人・董九如や阮西園の招きにより江戸に赴き、さらに学芸の研鑽に努めました。その後出雲崎、京都、琵琶湖畔など各地を周遊。釧雲泉、橘以南、木村蒹葭堂、亀田鵬斎、柏木如亭、十返舎一九など多くの文人墨客と親交をもちました。文化13年没、69歳でした。

4.中江 杜徴の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

中江杜徴の査定にあたって重要なポイントは真作であるかどうかです。署名や落款、箱書のほかに、由来を示す書付など真作を保証するものがあると査定価格は高くなります。また、サイズや仕立て、保存状態などによっても大きく評価が変わります。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 中江杜徴の落款や印があるか
  • 保存状態は良好か
  • 合作であれば、誰が描いて(書いて)いるか
  • どのような仕立てか
  • 付属品の欠けはないか

5.中江 杜徴の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

中江杜徴の作品はネットオークションで68,000円の値で落札された例がございました。絹本着色の山水図で横幅、サイズは掛け軸全体が122cm×64.4cm、本紙が33.5cm×48cm、状態は「シミ、古色、折れ皺、表具の上部に傷み、補修痕などあります」と記されていました。

6.中江 杜徴の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

中江杜徴はあらゆる文芸に秀でた才能豊かな文人でした。交友関係も幅広く、画讃ものなども期待できるでしょう。もしお手元に中江杜徴の作品がございましたら、ぜひ一度お問い合わせください。作品は市場に少なく、希少性も評価されると思われます。