中江 藤樹(なかえ とうじゅ)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中江 藤樹の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中江藤樹は、1608年(慶長13年)に近江国(現在の滋賀県)で生まれた江戸時代初期の陽明学者です。近江の小川村に私塾の藤樹書院を開き、身分の差に関わらず、平等思想を掲げました。武士のみらず、農民、商人、職人などに広く教えが浸透し、江戸の中期頃から「近江聖人」と称えられるようになりました。

このページの目次

2.中江 藤樹の掛け軸作品についての概要

中江藤樹は、江戸初期の儒学者として活動し、陽明学の始祖として知られています。はじめ朱子学に傾倒しますが、33歳頃より王陽明の著書で陽明学を学ぶようになります。37歳頃には『王陽明全書』の知行合一説に従い、陽明学を広めることに尽力しました。著書は、『大学考』、『大学解』、『中庸解』、『翁問答(おきなもんどう)』などを残しています。

3.中江 藤樹の掛け軸作品の歴史や情報

中江藤樹は、1608年(慶長13年)に農家を営む中江吉次の長男として生まれます。9歳のときに武士の祖父・徳左衛門吉長の養子となり、伯耆米子藩(現在の鳥取県米子市)に赴きます。米子藩主が伊予大洲藩(現在の愛媛県)への国替えを機に、祖父母とともに移住します。1634年(寛永11年)に藩へ提出した辞職願いが却下され、脱藩することを決意します。藤樹は京都に潜伏した後に、郷里の近江小川村(現在の滋賀県高島市)で、私塾の藤樹書院を開くことになります。はじめ朱子学に傾倒しましたが、次第に陽明学の影響を受け、物事の道理や本質を深く究明することになります。

4.中江 藤樹の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

中江藤樹の真作を保証するものが付いていると査定価格は高くなるでしょう。ほかにも仕立てやサイズ、画題などもあわせて総合的に評価されます。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント
  • 中江藤樹であるかどうか(証明書や鑑定書があればなお良い)
  • 中江藤樹の署名(銘)があるか
  • 保存状態は良好か(欠けなどはないか)
  • 軸や画の素材は何でできているか
  • 付属品は揃っているか(共箱・共布・栞などが残っているか)

5.中江 藤樹の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

中江藤樹の掛け軸などの作品はネットオークションなどでは真贋不確かなものでも数千円程度から数万円で取引されています。真作を保証するものであれば、例えば『桃源庵箱書』という作品で、表装サイズ縦約104cm×横約51cm、本紙サイズ縦約40.5cm×横約26.5cm、「紙本・箱入り」、「来鳳堂旧蔵並蔵印あり」、作品状態は「表具イタミあり」とするものが、147,000円で落札されています。

6.中江 藤樹の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

中江藤樹は近江聖人と称えられ、本人の人間性が窺えるような逸話が残っています。代表的な門人には中川謙叔や熊沢蕃山、淵岡山などがいます。藤樹の掛け軸を所有されている方は、是非一度査定を検討されることをお勧めいたします。