中川 紀元(なかがわ きげん)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ
1.中川 紀元の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ
中川紀元は、近代日本に第二次フォーヴィスムを導入するなど新しい芸術表現に果敢に挑み、日本洋画の革新者としてその名を美術史に深く刻んでいる画家です。作品の歴史的価値は極めて高く、市場需要も高騰しています。高額落札も十分期待できる作家です。
このページの目次
2.掛け軸作家「中川 紀元」についての概要
中川紀元(1892年~1972年)は長野県出身で、本名は紀元次といいます。1919年から1921年のフランス留学で、マチスに教えを受けました。1920年第7回二科展では『ロダンの家』などで樗牛賞を受賞し、その翌年には二科賞も受賞しています。その後、1947年には二紀会を結成、さらに画業にまい進し、1964年には日本芸術院恩賜賞を受賞しています。
3.掛け軸作家「中川 紀元」の生い立ちや歴史
中川紀元は当初彫刻の道を志し、東京美術学校彫刻科に入学したものの、病気のため中退しいったん故郷に戻ります。しかし再び上京し、太平洋画会研究所、本郷洋画研究所で学んで洋画家を志望するようになりました。藤島武二、石井柏亭、正宗得三郎に師事した後、1915年、第2回二科展で初入選を果たしました。日本画の探究にも熱心に取り組み、さらに、帝国美術学校の教授に就くなど美術教育にも尽力し、79歳で逝去しました。
4.中川 紀元の掛け軸作品の代表作一覧
- ロダンの家(1920年)
- 栗色の帽子(1920年)
- 街(1920年)
- 立てる女(1921年)
5.中川 紀元の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内
中川紀元作品の買取査定のポイントとしては、真作かどうかが重要です。市場価値の高い作家のため贋作が出回っている可能性があるからです。サインや落款、証明書で真作の証明ができる作品は希少価値が高まり、一気に高額落札に至ることもあります。また、作品の大きさや保存状態、付属品が揃っているかどうかも査定額アップのポイントとなります。
代表的な掛け軸作品の査定ポイント- 中川紀元作の証明ができるものかどうか(証明書や鑑定書があるかどうか)
- 作品の大きさ(尺)はどれくらいか
- 作品の来歴が明確かどうか(制作年の表記など)
- サインや印(落款)があるかどうか
- 良い保存状態であるか(傷や汚れなどがないか)
- 付属品が揃っているか(箱や袋、軸先など)
6.中川 紀元の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格
市場ではサインや落款のある作品は、おおむね高評価を受けており、真作保証の有無や作品の大きさなどで査定額が変動しています。掛け軸の作品では、作品全体が縦150cm、横64cm、本紙が縦45cm、横48cmの『観音図』が、サインと落款があり、付属品として真鍮の軸先と共箱がついており、少し折れがある状態で23,700円で落札されました。また、『西駒落暉(伊那)』という縦59cm、横66cmの額装の作品は、真作保証済みで、作品裏に題名、制作年、署名の記載があり、保存状態もおおむね良好だったため、139,000円の高額落札となった実績があります。
7.中川 紀元の掛け軸作品の買取についての情報まとめ
中川紀元は現状に満足することなく、常に時代の一歩先という未踏分野を追い求めたと言えるでしょう。挑戦の軌跡とも言うべき画風の変化は、それぞれに希少性が高く、愛好家の収集熱を高めています。サインや落款のある作品は高額査定の絶好の好機だと言えます。お手元に中川紀元作品がありましたら、ぜひ査定に出されることをお勧めします。
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