中村 貞以(なかむら ていい)の掛け軸買取を実施中!【SATEeee掛け軸買取】へ

1.中村 貞以の掛け軸作品をお持ちで売りたいお客様へ

中村貞位は、幼い頃に負ったやけどのため両手が不自由というハンデを背負いながらも、創作活動を続けた日本画家です。情緒にあふれ優しさと美しさが滲みでるような美人画を得意としたことで知られる貞以の作品は人気が高く、掛け軸などでは高値となることも多い作家の一人といえるでしょう。

このページの目次

2.掛け軸作家「中村 貞以」についての概要

中村貞以は大正から昭和にかけて活動した日本画家です。幼い頃に両手にやけどを負い、指の自由が効かなくなったため、両手で挟むようにして筆を持つ「合掌描き」を習得して絵画を書き続けました。美人画を得意とし、後年はその時代の風俗を表面的だけでなく内面までとらえた人物画を描きました。

3.掛け軸作家「中村 貞以」の生い立ちや歴史

中村貞以は1900年、大阪で生まれました。2歳の時に大やけどを負い手の自由を奪われたため、両手で筆を持つ「合掌描き」をマスターし、創作を続けました。手が不自由であることを横山大観に励まされたことから、終生大観に尊敬の念を持ち続けたことで知られます。大正末期から得意とした美人画は院展で入選を繰り返し、戦後は主に人物画を描きました。晩年は日本美術院理事などを務め1982年81歳で生涯を閉じました。

4.中村 貞以の掛け軸作品の代表作一覧

酸漿(1942年)
猫(1948年)
シャム猫と青衣の女(1966年)

5.中村 貞以の掛け軸作品の買取査定ポイントのご案内

苦難を乗り越えて多くの作品を残したというその生き様から中村貞以の人気は高く、掛け軸などの作品は高値となることもあります。査定で高値となる条件としてはまず、本当に中村貞以の作品であることが大事です。その他では、印や落款があるか。シミ、シワ、折れなどはないか。箱はあるか、作品の大きさはどれくらいかといったことが査定を左右します。

代表的な掛け軸作品の査定ポイント

本当に中村 貞以の作品である
印や落款はあるか
保存状態はどうか、箱の有無は
作品のサイズはどれくらいか

6.中村 貞以の掛け軸作品の取引相場や取引参考価格

中村 貞以の掛け軸作品はネットオークションで絹本着色美人図『雪』という作品が250,000円で落札されています。真贋は不明ですが、サイズは軸寸約137.5cm×72.3cm、本紙寸約48cm×56.8cm、左下に「貞以」と落款があります。軸先は陶器を使用しており、旧蔵二重箱(傷みあり)つきの作品です。また、こちらも真贋不明の額装作品『春の舞』では、90,000円で取引された実績があります。こちらは画寸が約40cm×52.5cm、額寸は約62.5cm×74.5cm、衣峰堂謹製額装に収められており、「スレなど些細な小疵はあり」とのことですが、傷みは少なく良好な状態です。鑑定書などがあり、状態も良好であれば非常に高額な査定も見込めるでしょう。

7.中村 貞以の掛け軸作品の買取についての情報まとめ

両手が不自由という画家として致命的な宿命を背負いつつも、運命に抗い数多くの美人画や人物画を残した中村貞以。その不屈の創作活動から人気は高く、掛け軸などの作品は高値となることも多いため、中村貞以の作品をお持ちの場合は査定に出すことを検討されてみてはいかがでしょうか。

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