中野 嘉之(なかの よしゆき)の作品を高価買取!中野 嘉之の査定ポイントを徹底解説!

1.中野 嘉之の作品を売りたいお客様へ

中野嘉之は国内外から注目を集める日本画の大家です。学生時代から本領を発揮して名誉ある大賞を受賞し続けています。斬新な画法と幻想的かつ優しさも併せ持つ独特の世界観は、多くの若手作家に強烈な影響力を放っています。今回は中野嘉之について学んでみます。

このページの目次

2.中野 嘉之についての解説

中野嘉之は京都出身の水墨画の大家です。大胆不敵で力強い作風と共に、女性のように繊細な線を多用するなど、不思議な世界観を持っています。斬新で奇抜な画法は水墨画界に新境地を切り開きました。こうした功績が認められて、いくつかの美術賞や文化賞に加えて、2005年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞しています。2019年現在水墨画界の重鎮として、後輩らの育成に励む一方、個展を中心に活動を続けています。

3.中野 嘉之の歴史

1946年京都市京都府に生れ、多摩美術大学、大学院と進み横山操や加山又造に師事します。在学中に新制作協会展に初入選し注目を集めます。これを機に卒業後も創画会春季展賞受賞、MOA岡田茂吉賞優秀賞および大賞受賞、京都美術文化賞受賞と受賞を繰り返し、2005年には芸術選奨文部科学大臣賞も受賞しています。野火や横の会創立に関わった他、2018年度国際墨画会展の審査員も務めています。現在はフリーになって若手育成にも尽力し、日本画界を導くリーダー的存在です。

4.中野 嘉之の代表作

  • 浜辺
  • 桜島岳
  • 心象風景

5.中野 嘉之の作品の買取査定ポイント

現代も活躍中の人気作家なので、真偽を見極める事が特に重要になってきます。作品の右下もしくは左下に、画題と名前および制作年月日を鉛筆書きで明示したサインと、”嘉”の落款があります。作品によっては落款だけの場合も多くあります。これも作品によりますが、額裏に直筆サインと落款を記した共シールが貼られている事もあります。もしわかりにくければプロに鑑定してもらうのも、お薦めです。額縁も含めて作品の状態も重要で。良品であれば作品によっては何10万円といった査定がされる事もあります。

代表的な査定ポイント
  • 直筆サイン
  • 落款
  • 共シール

6.中野 嘉之の作品の取引相場価格

中野嘉之は人気作家であり現役作家なので、ヤフオクなどで見ると取引相場が平均42,000程度になっています。その中で1988年6月制作の”くらがり又谷の滝”は、パステルと水彩で描かれた数少ない作品で、300,000円です。美術市場で20号400万円で落札された事があります。20号(103×76cm額付き)です。2007年美術年鑑では700万円の価格になっています。”雪寒禽”は25,833円で落札されています。10号(69.8×57.8cm)で京都画壇にいた時代の作で、額にも作品にも経年劣化が見られます。

7.中野 嘉之の作品の買取についてのまとめ

中野嘉之は今が一番油が載った作家であり、市場に出れば700万円といった高値がつく作家です。話題性があるので真作で美品であれば、かなりの高額査定額がつきます。特に水墨画にこだわる必要がなく、むしろ多彩な技法で描かれたものは、数少ない分希少価値があがります。査定を検討してみてはいかがでしょうか。